日々の診療に従事しておりますと、『歯周病予防はブラッシングがすべて』と思ってらっしゃる方が多いと感じたりいたします。
モチロン、ブラッシングの重要性は論を待ちませんが、実は下記に挙げるような諸項目も密接に関わっているってことを御存知でしたでしょうか?
ナニ気なくやってる生活習慣が歯周病悪化の引き金になってる事を御理解願えると宜しいようです。
● 喫煙・食習慣・歯ぎしり・食いしばり・口呼吸・肥満・メタボ・ストレス、etc・・・
成人であれば8割近くの方が罹患しているとされる歯周病。成人には二十歳の方も含まれることを考えると高齢者の方であれば100%に限りなく近いと考えるのが妥当でもありましょう。
サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)とも言われ、お気付きで無い方が大半を占めます。言い方を変えると『気が付いた時には相当に進行してる』トラブルでもあるのです。(汗)
歯が抜けるだけでなく両隣の歯まで巻き込まれればブリッジにも出来ず、入れ歯も安定せず、歯ぐきがやせてしまえばインプラントも困難な歯周病。
転ばぬ先のナンとやらで対策を講じられると宜しいように思います。
クリーニングだけならハードルは低い歯科受診
歯科の受診に際しては『削られるのはイヤだなぁ・・・』だろうかとは思うのですが、歯のクリーニングだけでしたら少しはハードルが低くそれほどでも無かろうかと思います。
まずはレントゲンや口腔内写真等で現状を認識なさるのが大事です。お近くの歯科医院に御相談なさってみて下さいね。