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歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま歯を支える骨が溶けていく病気です。成人の約8割が罹患または予備軍とされ、適切な治療と継続的なメインテナンスによってコントロールできる慢性疾患です。

いわき市で歯周病治療をご検討の方へ

歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯のグラつき──それは、歯周病が進行しているサインかもしれません。
歯周病は放置すると歯を失うだけでなく、糖尿病・心疾患・脳梗塞など全身の健康にも深く関わることが明らかになっています。

いわき市中央台にある酒井歯科医院では、歯周病を「一時的に治す治療」ではなく、再発させないための継続管理を含めた慢性疾患として捉え、科学的根拠に基づいた治療を行っています。

当院の歯周病治療の特徴

  • 歯周ポケット検査・レントゲンによる精密診断で、現在の進行度を正確に把握
  • 歯科衛生士による専門的な歯周基本治療を重視
  • 重度歯周病の方には、当院での対応範囲を明確にしたうえで、専門性が求められる場合は適切な医療機関をご紹介しています
  • 治療後も再発を防ぐための定期メインテナンス体制

「まだ大丈夫」と思っている間にも、歯周病は静かに進行します。
いわき市で歯周病治療を検討されている方は、症状が軽いうちにぜひ一度ご相談ください。

歯を失う最大の原因は「歯周病」―その衝撃の事実

成人が歯を失う最大の原因は、実は「虫歯」ではなく「歯周病」です。日本の成人の約8割が罹患している、または予備軍とも言われる、まさに「国民病」です。

歯を失う原因の円グラフ:歯周病37.1%・虫歯29.2%・破折17.8%

歯周病の最も怖いところは、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま静かに進行し、気づいた時には歯を支える骨が手の施しようがないほどに溶けてしまっている・・・という点にあります。だからこそ、歯周病は「サイレント・ディジーズ(静かなる病)」とも呼ばれているのです。

見た目は問題なさそうでもX線写真では歯を支える骨が溶けている歯周病の図解

この記事では、歯周病の正体と全身の健康を脅かすリスク、そして科学的根拠に基づく治療法について解説します。

歯周病が進むとどうなるの?|3D動画でやさしく解説

もしかして私も? 歯周病のセルフチェック

以下の症状に一つでも心当たりがあれば、歯ぐきからのSOSサインかもしれません。早めの受診が、歯を守る第一歩です。

歯周病の進行イラスト:歯周ポケット形成→歯槽骨破壊→歯の喪失の3段階

✅ ① 歯磨きの時に、歯ぐきから血が出る

これは、歯ぐきが炎症を起こしている最も分かりやすい初期症状です。「しっかり磨けている証拠」ではありません。

✅ ② 朝起きた時に、口の中がネバネバする

睡眠中に歯周病菌が増殖しているサインです。口臭の原因にもなります。

✅ ③ 歯ぐきが、赤く腫れている

健康な歯ぐきは、引き締まったピンク色をしています。赤くブヨブヨと腫れているのは炎症のサインです。

✅ ④ 歯ぐきが下がり、歯が長くなったように見える

歯周病が進行し歯を支える骨が溶け始めると、歯ぐきが下がってきます。

✅ ⑤ 歯と歯の間に、隙間ができてきた

歯を支える骨が溶け、歯が動き始めている可能性があります。

✅ ⑥ 歯が、グラグラと揺れる

これは、残念ながら歯周病がかなり進行してしまっている状態です。

歯周病の悪化シミュレーション

歯周病とは?― 歯を支える骨が静かに溶けていく病気

歯周病は、歯垢(プラーク)の中の「歯周病菌」が引き起こす感染症です。初期は歯ぐきの炎症(歯肉炎)にとどまりますが、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)まで溶かす「歯周炎」へと移行します。

✅ ① 歯肉炎と歯周炎の違い

初期の段階では、炎症が歯ぐきだけに留まっている「歯肉炎」です。この段階であれば、丁寧な歯磨きと歯科医院でのクリーニングで完全に健康な状態に戻すことができます。
ですが、これが進行し、炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで及ぶと「歯周炎」となります。一度溶けてしまった骨は、残念ながら簡単には元には戻りません。

歯肉炎〜軽度歯周炎の口腔内写真・レントゲン・断面図解:歯ぐきの腫れと出血、骨への影響はまだ少ない段階
中等度歯周炎の口腔内写真・レントゲン・断面図解:歯周ポケット形成と歯を支える骨が約半分失われた状態
重度歯周炎の口腔内写真・レントゲン・断面図解:骨の喪失が進み歯がぐらつき抜歯リスクが高い状態

✅ ② 直接の原因は「歯垢(プラーク)」と「歯石」

歯周病菌の棲み家は、歯の表面に付着するネバネバした「歯垢(プラーク)」です。そして、この歯垢が唾液のミネラルと結びついて石灰化したものが「歯石」です。歯石の表面はザラザラしているため、さらに歯垢が付着しやすくなる悪循環を生み出します。

歯周病の原因は細菌の塊(プラーク):歯の表面に付着したプラークと細菌の図解

✅ ③ 悪化させる危険因子

歯磨き習慣だけでなく、喫煙・糖尿病・ストレス・遺伝といった危険因子が、歯周病の発症や進行に複合的に関わっています。とくに喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病リスクが約2〜8倍高いと報告されています。

生活習慣が歯周病の引き金になる:喫煙・食習慣・歯ぎしり・口呼吸・肥満・ストレスの6つのリスク因子イラスト

歯周病が引き起こす全身への影響―糖尿病・心疾患・脳梗塞との関係

歯周病は歯ぐきだけの病気ではありません。近年の研究で、糖尿病・心疾患・脳梗塞・誤嚥性肺炎・早産など多くの全身疾患との関連が明らかになっています。
歯周病菌やその毒素(炎症性物質)が、炎症を起こした歯ぐきの血管から血流に乗り、全身各所で悪影響を及ぼすと考えられています。

👉 詳しくは次の【歯周病と全身疾患の関係】ページを御確認下さい。

歯周病が全身に及ぼす影響の図解:脳血管疾患・誤嚥性肺炎・心臓疾患・糖尿病・骨粗鬆症・早産との関係

当院の歯周病治療 ― 基本に忠実に、そして科学的に

歯周病治療に近道はありません。原因である歯垢と歯石を徹底的に除去し、それを継続する・・・この基本を精密かつ丁寧に行うことが、治療成功のすべてです。

✅ ① 精密な検査と、治療計画の立案

まず、歯周ポケットの深さの測定、レントゲンによる骨の状態の確認など精密な検査を行い現在の進行度を正確に診断します。

歯周ポケット検査:プローブを使って歯ぐきの中の状態を調べる図解
歯の動揺度検査:ピンセットで歯を動かし健康な歯と歯周病の歯の動きを比較する図解

✅ ② 徹底的な原因除去(スケーリング・ルートプレーニング)

専門の訓練を受けた歯科衛生士が、専用の器具を使いご自身では除去できない歯周ポケットの奥深くにこびりついた歯石を徹底的に除去します。

歯科医院で行うプラークコントロールの図解:スケーリングとルートプレーニングの違い

✅ ③ 歯周外科・再生療法(重度の場合)

歯周病が重度にまで進行してしまった場合は、歯ぐきを切開して、歯の根のさらに深い部分の歯石を取り除いたり、失われた骨を再生させる「歯周組織再生療法」を行ったりすることもあります。

✅ ④ 最も重要な治療後の「メインテナンス」

歯周病は、一度症状が改善しても、日々のケアを怠ればすぐに再発してしまう慢性的な病気です。治療が完了した後も、定期的なメインテナンス(PMTCなど)でお口の中を常にクリーンな状態に保ち続けることが、あなたの歯を生涯にわたって守るための最も重要な鍵となります。

歯面清掃機器「エアフロー(EMS AIRFLOW PROPHYLAXIS MASTER)」本体とハンドピース

歯周病治療は、進行度を正確に把握したうえで段階的に進めることが大切です。当院における歯周病治療の流れはこちらでご確認いただけます。

歯周病は、治療後のケアを怠ると再発しやすい慢性的な病気です。歯周病を再発させないためのメインテナンスについてもあわせてご覧ください。


よくある質問(歯周病治療)

歯周病治療について、患者さんからよくいただくご質問にお答えします。

Q1. 歯ぐきから血が出るのは歯周病ですか?

A. はい、歯ぐきに炎症が起きているサインのことが多く、初期の歯周病(歯肉炎)の可能性があります。「しっかり磨けた証拠」ではありませんので、早めの受診をおすすめします。

Q2. 歯周病は治りますか?

A. 歯肉炎の段階であれば完全に回復できます。歯周炎(骨が溶けた状態)は失った骨を完全に戻すことは難しいですが、適切な治療と定期的なメインテナンスを続けることで、炎症を抑えて良い状態を長期間維持(コントロール)することは十分可能です。

Q3. 痛みがなくても受診した方がいいですか?

A. はい。歯周病は痛みが出にくいまま進行することが多い病気です。歯ぐきの腫れ・出血・口臭などが気になる場合は、症状が軽いうちに検査を受けることが大切です。


「沈黙の病」に、立ち向かうために

歯周病は、気づかないうちに歯と全身の健康を蝕んでいきます。と同時に、正しい知識と適切なケア、そして「かかりつけ歯科医」との継続的な管理があれば、必ずコントロールできる病気です

「自分はまだ大丈夫」と思わずに、まずは一度、専門的な検診を受けにいらしてください。手遅れになる前に、一緒に大切な歯を守る第一歩を踏み出しましょう。


歯周病は全身の健康にも深く関わることが分かっています。歯周病が全身の健康に及ぼす影響について詳しくはこちらをご覧ください。

歯周病が重度に進行した場合、治療の選択肢や考え方は症例によって大きく異なります。重度歯周病に対する治療の考え方についてはこちらで詳しくご説明しています。


✅いわき市中央台の歯科医院「酒井歯科医院」について詳しくはこちらをご覧ください

酒井歯科医院では、歯周病の治療だけでなく、再発を防ぐメインテナンスと予防ケアにも力を入れています。当院が対応している治療の全体像は診療案内ページで、医院の診療方針や院内環境については酒井歯科医院トップページからご覧いただけます。

執筆・監修歯科医

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