院長メッセージ

不良習癖がお子さんの歯並び不正に繋がる

半世紀で激変した現代人の口腔周囲

私が把握しているのはたかだか30数余年でしかありませんが、お子さんの口腔周囲の変化は歯科医師の間でも良く話題に上ります。本来、短期でそれほどの変化は有り得ないかとも思うのですが、少なくとも半世紀前の昭和半ばと令和の現代とでは『激変』と言っても過言ではないほどの変化があったと言わざるを得ません。

不良習癖が歯並びを悪くさせる

皆さんのお宅では写真の様なお子さんの『不良習癖』はあったりされませんでしょうか?
また、これらが『歯並び不正』に繋がってることを御存知でしたでしょうか?
歯並びは『遺伝なので避けられない』のではなく、幼少時の生活習慣に大いに影響を受けることが広く知られるようになりました。

頬杖・口呼吸・うつ伏せ寝も悪影響

先日もうつ伏せ寝の弊害が顕著な女性が来院されたのですが、歯列狭窄状態が甚だしく見るからに舌が窮屈そうでありました。
頬杖も同様の悪影響をもたらしたりしますが、本来なら綺麗に並ぶはずだったであろう歯並びが口呼吸を含めた不良習癖で歪められたとしたら・・・チョイと残念な気も致します。
骨格的な顎の変形は成長後に矯正をしても治すことは困難を極めるので早期に排除出来てれば・・・歯科界からはそんな警鐘が鳴らされ続けております。

うつ伏せ寝で狭窄歯列
うつ伏せ寝で狭窄歯列
ほぼ正常な歯列
ほぼ正常な歯列

見ていたワケではありませんが、江戸だの明治の時代の家父長制度が徹底されていた時代には、御行儀良く・・・とか躾けが特段に厳しかったりしただろうというイメージがあります。
テレビを見つつ足をブラブラさせながらの食事は有り得ずに、正座して正しい姿勢で食事をされていたことが想像に難くありません。躾は『身体を美しく』保つわけですから猫背だって評価されなかったに違いありません。その時代には歯列不正は考え難いと推測されてもいます。

お子さん達のより良き未来のために

我が家もそうでしたが、現代ではだんだんに『行儀』だの『躾け』がルーズになってるように思えてなりません。
ここ30年で暮らしにすっかり定着したPCやスマホの影響も取り沙汰されて参りました。
令和育ちのお子さん達の大切な未来は・・・果たして明るいでしょうか?(汗)

『昔の方が良かった』ってことでは無いのですが、チョイとした配慮で生きて行く上で人間に取っての『基本となる骨格』をより良好な状態に出来るのなら・・・・歯列不正や姿勢の問題を回避する意味でも写真の『×マーク』をチェックなさってみては如何でしょうか?

酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長/院長

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