院長メッセージ

顎口腔領域の構成に欠かせない『歯』と『舌』

地名とかを表示する漢字にその土地の謂れなんかが隠されているように、そもそもの漢字にも語源って言うのか意味が隠されてることは珍しいことではありませんね。

顎口腔領域の構成に欠かせない『歯』であり『舌』
『年齢』の『齢(よわい)』に歯が含まれるのにも理由がありますでしょう。大昔にはどうやら『歯は人の成長や年齢と関係がある』と認識されていたからに他ならないようであります。

もう一つの我々が生きて行く上で欠かすことの出来ない存在が『舌』
普段はそれほど意識をなさらないかとは思うのですが、最近読んだ床矯正治療のトップを走り続ける鈴木先生が書かれた『おうち矯正』って書籍に下記の様な『舌』を使った漢字が紹介されており正に言い得て妙だと得心した次第です。

● 【話】

言わずとしれた『話す』の文字。普段はそれほど意識はしませんが、言葉(ごんべん)に舌は欠かせないって事実に他なりませんでしょう。舌は食べ物を味わうだけではなく会話にも欠かせないってことなんでしょうね。

● 【活】

『氵(さんずい)』は、勢いよく気が流れて身体を元気にする様子を示すんだそうです。そこに『舌』が関わって『活』・・・合点が行きますね。

● 【乱】

舌が正しい位置になく暴れた姿勢を示すこの字は、反乱・狂乱等の心身の乱れや不安を感じさせる際に使われる・・・ってことは心の乱れは舌に反映するってことを示唆してるのかもしれません。

● 【憩】

そう言えば『憩(いこ)いのひととき』なんて文字にも使われてたんですね。漢字ってのは本当にスゴいと思いますが、自らの舌で味わいながら心を和やかにすることで心にゆとりを持たせる意味が隠されているんだとか。

私自身も存在を意識するのはうっかり噛んじゃって傷つけた時ぐらいですが、『舌』は人が生きて行く上で不可欠である事を再認識させられました。『舌』を適正状態にして上手く活かすことが心身の健全さに繋がると言っても過言では無いのかもしれません。
漢字が生まれたのは1500~1600年前だそうですが、当時の方々は舌の重要性を理解していた・・・もしかすると現代人よりもはるかに優秀だったのかもしれませんね。

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酒井歯科医院

幼少期にこの舌を活発に活かすことが上顎の健やかなる成長に繋がり、豊かな上顎骨には綺麗に歯が並び笑顔もステキになりますでしょうし、もうそれだけで矯正の必要性も無くなります。
『舌』は常に上顎にくっついてるモノなのに、最近は『お口ポカン』状態で低位舌のお子さんを散見致します。
舌や口腔機能低下が叫ばれて久しい昨今、ちょっとだけご家族で『舌の重要性』を意識願えると宜しいように思います。

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所在地はニュータウンの中心部!
県立いわき公園の西端に位置する『暮らしの伝承後』が最寄りの目印になりますでしょうか。
酒井直樹

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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