院長のコラム

学校歯科医としての役割を再考してみる

新しい街が出来る、若い方々がドッと居住を始めれば必然的に子供さんが増える、新たな学校がスタートし、校医や学校歯科医に委嘱状が交付される・・・そんな流れで中央台南小学校の学校歯科医を務めることになって二十数余年が過ぎました。

時の流れを痛感する

一時期は児童数1,000名を超えるマンモス小学校にもなりはしましたが、現在は全校児童数がかつての一学年ぐらいになっちゃって200名はいらっしゃらないかと記憶しています。
歳月を感じると共に、街の変遷って言うのか当時 ニュータウン造成を担ってらした地域振興整備公団(現・都市再生機構)の方が仰ってましたが、まさに『街は生きてるんです』が思い出されもします。

学校歯科医を拝命

一昨日に赴任なさった校長先生と日頃から学校保健に熱心に関わってらっしゃる養護教諭の先生がご挨拶に来て下さって写真の委嘱状をいただき新年度もまた学校歯科医を拝命致しました。
地域に少しでも役立てるように心掛けると共に、機会あれば何度かお手伝いしてますが歯科衛生士さん達に出向いて行ってもらって『歯の予防に関する授業』なども担当してもらうようにも計らいましょう。

顎口腔系の未発達による歯並び不正が目立つ現代

昨今は少子化に伴う親御さんのオーラルケアの成果なんでしょう、むし歯数の激減も手伝って『むし歯予防』の意味合いは薄らいだかもしれません。
昭和の時代のお子さんの口腔内は『むし歯の洪水』とも称され惨憺たる有り様だったような話を先輩諸氏から伺いますが、隔世の感を覚えます。ただ、反対にご家族の手厚いケア(食材の軟化や切り分け)が禍して咀嚼回数が激減・・・顎口腔系の未発達による歯並び不正が目立つように思えてなりません。

歯列(歯並び)の発達促進も課題に

『歯並びの予防』が叫ばれて久しいのは統計的にその傾向が見られるからに他ならないかと思われます。幼少のウチから頭脳やカラダを鍛えるのも大事ですが、呼吸や嚥下といった動物としての基本も大事にし歯列(歯並び)の発達も促していかないとなりませんね。
・・・なので衛生士さんに授業を託されるのは小学校3年生だったりするんですね。すべてにエビデンスがある事を再認識する新学期のスタート時期であります。

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