知覚過敏のお話

当たり前ではありますが、歯が丈夫でないと美味しいものも食べられません。歯が丈夫で何でも美味しくいただける、こんな幸せなことはありませんよね。
我々は人間である前に動物ですから、着飾ったり学習することよりもナニよりも『食』や『呼吸』といった生物の根幹に関わることは大事だろうと思います。

さて、今回は知覚過敏のお話です。
しみるのは、歯が教えてくれている危険のサインです。
これを見逃さず軽いうちに対処することで、長らくご自身の歯で美味しく楽しい生活が送れると言っても過言ではありませんでしょう。

歯がしみたり、痛む原因は何なのか?

現在、考えられる原因は大きく分けて2つです。次の➊と➋は言い換えれば『むし歯原因』なのか『歯周病原因』なのかっても換言できようかと思います。

➊ エナメル質の損失 ー むし歯由来

エナメル質の損失の原因にもいくつか考えられますよね。むし歯だけで無く下記の様なモノが挙げられますでしょう。

<エナメル質の損失の原因>

  1. 不適切なブラッシング
  2. 歯の侵食、磨耗(例えば酸性食品の頻繁な摂取など)
  3. 歯ぎしりや食いしばりなど咬合力による負担
  4. 細菌性プラーク

➋ 歯根部の露出 ー 歯周病由来

原因により対応・処置が変わりますので、検査&カウンセリングしながら原因を見つけて改善して参りましょう!

歯根部のいったいどこがしみているのでしょう?

知覚過敏は、正式には象牙質知覚過敏と呼びます。
歯は、下図のように本来見える部分はエナメル質という非常に固い表面性状に覆われており、中は象牙質、そして神経(歯髄)が内部の深いところに存在しています。ところが根の表面にはエナメル質がないため、根が歯ぐきから露出すると象牙質に様々な刺激が直接伝わり、それが歯の神経まで届いてしみるのです。

象牙質には、無数の小さな穴があいており、これ(象牙細管)が刺激の伝達に関わっています。

歯がしみなくなるために!

知覚過敏の治療は、原因をできるだけなくして刺激を伝えにくくすることが最大のポイントになります。軽症から重症まで段階を追って治療法がいくつかあります。まずはご自身でできる軽症対応の治療法医院における削らずに歯根面にベールを掛けるような治療法から始めてみはいかがでしょうか?

ただし、自己流の歯磨きや歯磨き剤選びが間違っている危険性がありますので、ぜひかかりつけの歯科医院でアドバイスを受けてからお試しください。なお、歯ぎしりやくいしばりがある方は、それが知覚過敏と関連しているかを歯科医院で診てもらうとよいでしょう。必要に応じて歯ぎしり防止のナイトガードや、くいしばり(歯の接触癖 – TCH)防止トレーニングを併用し対策を講じて参りましょう。

知覚過敏についてもっと詳しく知ろう!

このサイトは知覚過敏について詳しく書かれております。知覚過敏の原因から状態、ケア方法まで掲載されていますので、一度覗いてみるのも宜しいように思います。知覚過敏かどうかのチェックも行えますので是非トライしてみてください。

執筆・監修歯科医

医療法人SDC 酒井歯科医院の院長 酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院
  院長 酒井直樹

1980年 福島県立磐城高等学校卒業
1988年 東北大学歯学部卒業
1993年 酒井歯科医院開院
2020年 医療法人SDC 設立