ESTHETIC DENTISTRY

当院の審美歯科治療

審美歯科治療は、一部を除いて自費治療となります。ですが、セラミックの種類も多種類あり、中には審美的に言えば白い歯で目立たないハイブリッドセラミックCAD/CAM冠という素材もあり、これは保険適用であります。ジルコニア・e-maxといった素材に比較すれば審美性・耐久性には劣るかもしれませんが、それでも数年前までは保険適用外だった素材ですので・・・そこはそれ皆さんの価値観で御判断下さい。例えがヘンかもしれませんが、『UNIQLOのウェアでも十分に暖かい!』のと一緒で私は保険適用のCAD/CAM冠でもすぐに困ることはないと思って居ます。年間にして多額の社会保険料・国民健康保険料とかを納めてるのですからそのようにお考えいただくのもまったく問題はないと思います。

4 FEATURES

4つの特徴

当院の審美歯科・セラミック治療には下記の様な特徴があります。

目 次
❶ 噛み合わせにこだわり長保ちする審美歯科治療
❷ セレックシステムを駆使し短時間で提供
❸ 技術活用による一歩先の審美歯科治療
❹ インプラント治療にもセレック活用

➊ 噛み合わせにこだわり長保ちする審美歯科治療

当院では審美歯科治療(白い詰め物・被せ物による治療)を積極的に行っています。これまでにセラミック修復物治療だけでも5,000件以上は手がけて参りました。
症例数が増えたのは保険導入がなされたからでありますが、ひとりでも多くの方にキレイな口元(白い歯・メタルフリー)で思いきり笑ってもらえるようにと考え、詰め物・被せ物の設計をコンピュータ上で精密に行える「セレックシステム」を用いた治療を進めて参ります。

セレック撮影中のスタッフ

審美歯科の治療では、詰め物・被せ物を入れる前に歯を削る「形成」という工程がありこれが大変重要です。セレックシステムでは歯を拡大して確認することができるため、より精密な形成が可能となりました。その事が結果的に元の歯とよく合う隙間ができない詰め物・被せ物を作ることを可能にするのです。
当院では治療の際、細かな突起も見逃さず歯の表面を磨きあげるような形成を実施。詰め物・被せ物がよりぴったり合うよう努めています。

また検査の段階から噛み合わせのチェックを行ったり、歯ぐきの形にこだわった処置をするなどひとつひとつの工程を丁寧に進めることで更に丈夫で長持ちしやすい健康的な審美歯科治療をご提供して居ります。安心してご相談ください。

保険適用の白い被せ物も推奨

「白い被せ物」というと自費治療だと思われる方が多いと思いますが、上述しましたように保険治療の範囲内で白い歯を被せることもできます。保険治療の場合、治療に使える素材や治療する箇所などに一定の制限があるのは確かですが、当院では保険内での白い被せ物による治療も推奨しています。お気軽にご相談ください。

➋ セレックを駆使し短時間で提供

セレックシステムは、コンピュータ制御のもとでセラミックを削り出していく最新のシステム。お口の型取りの際には口腔内スキャナでお口の中を撮影し、その情報をコンピュータに送り素材を削っていきます。
誰にでもできる簡単な作業に思われがちであるものの、実はこのセレックシステムを使いこなすことはそれなりに困難なんです。(泣)
セレックの普及率そのモノも伸び悩んではいるようですが、加えて使いこなせずに埃を被るケースも多いと耳にします。実際にフル活用している歯科医院は5~6%程度とも言われています。
私や当院スタッフには苦手意識はまったくありませんです!

インプラントのデジタル化③

データ保存されたお口の情報を、自院内の機械に取り込んだり、詰め物・被せ物を作製する最先端の歯科技工所とインターネット経由で迅速に共有するなど、よりスピーディーにやり取りを進めることが可能になりました。

セレック操作の知識・技術を習得

私は元来パソコンの操作を趣味にしておりますが、セレックシステムの機器類を使いこなすことについて初めは相当なハードルの高さを感じました。画面表示はすべて英文であり、さらに特殊な操作が必要。
もちろん、歯科医療の知識やパソコンスキルを持ち合わせていないと正確な情報すら打ち込めません。セレックシステムによる治療は、歯科医師自身の技量により治療の結果に差が出やすいと考えられます。(汗)
私自身の「よりよい詰め物・被せ物をご提供したい」という想いもあり従来の治療を見直しました。セレックシステムの活用実績を持つ東京・仙台の歯科医師のもとで学ぶなどしてさまざまな技術と知識を習得して来た経緯もありました。

➌ 技術活用で一歩先の審美歯科治療

セレックシステムには、お口の中の情報をデジタル化できるというメリットがあります。たとえばお口の型取りは「印象材」という型取り用の素材を一切使わず、口腔内スキャナでお口の中を撮影するのみ
データ保存されたお口の情報を自院内の機械に取り込んだり、ジルコニアやブリッジ等の詰め物・被せ物を作製する最先端の歯科技工所とインターネット経由で迅速に共有するなど、よりスピーディーにやり取りを進めることが可能になりました。

旧セレック・スキャナーと院内のミリングマシーン

従来の詰め物・被せ物の治療では、歯科医院内でお口の型取りをして石膏で固めた模型の現物を、歯科技工所に送っていました。その点セレックシステムなら、単に口腔内を撮影するだけなので模型を作ったり歯科技工所に手渡したりするという手間がかからないですし、症例によっては自院内で製作が可能なため、詰め物・被せ物が完成するまでの時間を大幅に短縮。治療期間が圧倒的に短くなりました。
換言すれば、患者さんに仮の歯で過ごしてもらう期間が短くなる(場合によっては無い)ということです。患者さん自身のご負担を軽くする意味でも非常に有効な治療方法です。

最新機器の導入・活用を常に心掛けます

考えてみますと当院へのセレックシステムの導入は2014年のことでありました。その後、5年間に数度に渡るソフトのバージョンアップはして参りました。
ただ日進月歩のデジタル機器、この機種にも世代交代の波は押し寄せ、日々の診療に欠かせないこの機器の2台目も2019年11月に導入いたしました!

全国の歯科技工所から依頼先を厳選

セレックシステムには、インターネットを利用して全国の歯科技工所と連携を取れるというメリットもあります。これにより、実績・技術を合わせ持つ歯科技工所を厳選し、詰め物・被せ物の作製を依頼できるるのです。
例えば、院内の設備では削り出しが困難だった「ジルコニア」などのセラミック素材を使った詰め物・被せ物でも、インターネットを利用すれば、その作製が得意な遠方の歯科技工所への依頼が可能です。そのため、患者さんの治療の選択肢が大きく広がりました。

➍ インプラントにもセレック活用

当院では、インプラント治療にもセレックシステムを活用しています。
インプラントの治療では、「被せ物」と「アバットメント(被せ物とインプラントをつなぐ部分)」、それぞれの作製でお口の型取りと作製が必要。その工程と、歯科技工所に資料を送るなどのやり取りに時間がかかるため、患者さんの通院回数が増えてしまいがちです。

セレック操作中の院長

その点「セレックシステム」を用いるとこの問題を解決できます。被せ物とアバットメントの型取りを、セレック・カメラの撮影によって一度で済ませられる上にそのデータを歯科技工所と連携することが可能です。インプラント治療に必要な技工物をスムーズに作製できるようになる分、治療期間の短縮にもつながります。

ご納得いただける被せ物をお作りします

インプラントの被せ物は、しっかりと長持ちさせるために、そして健康的に機能させるためにも、日々のケアを行いやすくすることが特に重要です。当院のインプラント治療は、少数歯であれば被せ物の作製を院内で行っているため、完成した物がケアしやすい形かどうか、すぐに確認できます。
また、お口に入れたときに、患者さまに納得いただけなかった場合、やり直しがしやすいことも大きな利点です。患者さんが思い描いているとおりの物をお作りするため、ためらうことなくやり直しをすることもできます。
とことんこだわりを追求し、審美的にも機能的にもよりよい被せ物をご提供しておりますので、審美歯科治療・インプラント治療に関心をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

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執筆・監修歯科医

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