一般歯科は、虫歯による歯の痛みや冷たいものがしみる症状、詰め物・被せ物が取れたといった、お口の身近なトラブルを治療する診療です。いわき市の酒井歯科医院では、いま起きている症状を抑えるだけでなく、なぜそうなったのかという原因まで確かめ、できるだけ歯を削らず、抜かずに残す治療を心がけています。虫歯の治療から歯の根の治療(根管治療)、詰め物・被せ物の修復まで、治療の見通しをご説明しながら進めます。
歯が痛い・しみる・詰め物が取れた…まずはご相談ください
「歯がズキズキ痛む」「冷たいものがしみる」「食事中に詰め物がポロっと取れた」。こうしたトラブルは、痛みがおさまっても、お口の中では進んでいることが少なくありません。早めに受診していただくほど、治療は小さく、短く済みます。

🔸急な痛みで受診をご希望の方へ
・まずはお電話(0246-31-1000)でご相談ください
・当院は予約が大変混み合っており、ご希望の日時にお応えできないこともあります。あらかじめご了承ください
・痛み止めを飲んだ場合は、お薬の名前と飲んだ時間をお知らせください
しみる・痛む…虫歯の進行度と、それぞれの治療法
虫歯は、進み具合によってC1〜C4の段階に分けられ、段階ごとに治療法が変わります。当院では、「なるべく削らない・抜かない」というMI(ミニマルインターベンション)の考え方を基本に、ご自身の歯をできるだけ残すことを目指します。
① C1:初期の虫歯(エナメル質の虫歯)
歯の表面のエナメル質だけが溶けはじめた、ごく初期の段階です。痛みなどの自覚症状はほとんどありません。この段階であれば、歯を削らずに、フッ素塗布や歯みがきの見直しで歯の再石灰化(自然な修復)を促せる場合があります。

② C2:象牙質まで進んだ虫歯
虫歯がエナメル質の内側の象牙質まで進んだ段階です。「冷たいものがしみる」といった症状が出はじめます。虫歯の部分だけを最小限に削り、歯科用の白いプラスチック(コンポジットレジン)を詰める、1回で終わる治療が基本です。範囲が大きい場合は、型取りをして詰め物(インレー)を作ります。

③ C3:神経まで達した虫歯
虫歯が歯の神経(歯髄)まで達した段階です。「ズキズキと強く痛む」「温かいものがしみる」といった症状が出ます。この場合は、麻酔をして、感染した神経を取り除く根管治療(こんかんちりょう)が必要になります。

④ C4:歯の根だけが残った状態
歯の頭の部分(歯冠)がほとんど溶けてなくなり、根だけが残った状態です。この段階になると、歯を残すことは難しく、抜歯となる可能性が高くなります。

また、年齢とともに歯ぐきが下がると、むき出しになった歯の根元にも、虫歯(根面う蝕)ができやすくなります。根元は柔らかく、気づかないうちに進みやすいので、大人の方は特に注意が必要です。
ズキズキ痛む歯の神経の治療「根管治療」
C3まで進んだ虫歯で行う根管治療は、その歯を抜かずに残すための大切な治療です。

歯の根の中は、細く、枝分かれした複雑な形をしています。この中から、感染した神経や汚れを「ファイル」という細い器具で取り除き、内部を洗浄・消毒します。根の中の状態が落ち着いたことを確かめてから、細菌が再び入らないよう、薬剤をすき間なく詰めます。

根の中の清掃が不十分だと、数年後に根の先で細菌が増え、膿がたまって再治療が必要になることがあります。当院では、レントゲンで根の形や長さを確かめながら、一回一回の処置を丁寧に行い、再発を防ぐことを大切にしています。

神経を取った歯は、もろく割れやすくなるため、治療の最後に被せ物で歯を守ります。被せ物は、保険の白い被せ物(CAD/CAM冠)から、自費のセラミックまでお選びいただけます。
「詰め物が取れた」を放置してはいけません
「痛くないから」と、取れた詰め物や被せ物をそのままにしていませんか? 詰め物が取れたところは、虫歯菌が入り込みやすく、痛みがなくても中で虫歯が進んでしまうことがあります。また、噛み合わせのバランスがくずれ、ほかの歯に負担がかかる原因にもなります。


🔸詰め物・被せ物が取れたときは
・取れた詰め物は捨てずに、小さな袋やケースに入れて保管し、受診のときにお持ちください
・取れた側では、なるべく噛まないようにしてください
・ご自身で接着剤などを使って戻すのは避けてください
・早めにお電話でご相談ください
状態によっては、取れた詰め物を洗浄してそのまま戻せることもあります。虫歯が小さいうちであれば、治療も簡単に済む可能性が高くなります。
治療だけでなく、「予防」と「歯周病ケア」も大切です
一般歯科は、起きてしまったトラブルを治す治療です。いちばん大切なのは、そもそも虫歯をつくらないことです。当院では、虫歯や歯周病を防ぐ予防歯科や、歯を支える骨と歯ぐきを守る歯周病治療にも力を入れています。治療が終わったあとも、定期的なメインテナンスで、健康な状態を一緒に保っていきましょう。
一般歯科・虫歯治療に関するよくあるご質問
Q. 虫歯の治療は何回くらいかかりますか?
虫歯の進み具合によって異なります。初期(C1・C2)であれば1〜2回で終わることが多いです。C3まで進んで根管治療が必要な場合は、歯の根の形や感染の程度によって、数回以上かかることもあります。まずは診査・診断を行い、治療の見通しをご説明してから進めますのでご安心ください。
Q. 根管治療はなぜ回数がかかるのですか?
歯の根の中は細く複雑な形をしており、感染した組織を一度ですべて取り除くことが難しいためです。洗浄・消毒をくり返し、根の中の状態が落ち着いたことを確かめてから薬剤を詰める必要があります。回数はかかりますが、この丁寧な処置が再発を防ぐことにつながります。
Q. 痛みがおさまったのですが、受診しなくても大丈夫ですか?
痛みがおさまっても、虫歯が治ったわけではありません。神経まで進んだ虫歯では、神経が弱って痛みを感じなくなっているだけのこともあり、そのままにすると根の先に膿がたまることがあります。痛みが引いたときこそ、早めにご相談ください。
Q. 痛みがないのに虫歯と言われました。本当に治療が必要ですか?
虫歯は初期(C1)ではほとんど痛みがなく、自覚症状のないまま進むのが特徴です。「痛くないから大丈夫」とそのままにしていると、気づいたときにはC3・C4まで進み、神経の治療や抜歯が必要になることもあります。早く見つけて対処するほど、治療の負担は小さくなります。定期検診で、症状が出る前に対処することをおすすめします。
Q. 子どもの虫歯治療にも対応していますか?
はい、お子さんの虫歯治療にも対応しています。お子さんの状態や年齢に合わせて、できるだけ痛みや不安の少ない方法で進めます。ごく初期の小さな虫歯であれば、すぐに削らずに、フッ素塗布や、虫歯の進行を抑えるお薬(サホライド)をご提案できる場合もあります。
酒井歯科医院では、虫歯・根管治療などの一般歯科に加え、再発を防ぐ予防歯科にも力を入れています。当院が対応している治療の全体像は 診療案内ページで、いわき市で歯医者をお探しの方は 酒井歯科医院の医院紹介からご覧いただけます。
執筆・監修歯科医
その一本の歯を
あきらめません
理事長・院長
酒井直樹
SAKAI NAOKI
経歴
- 1980年 福島県立磐城高等学校卒業
- 1988年 東北大学歯学部卒業
- 1993年 酒井歯科医院開院
- 2020年 医療法人SDC設立 理事長就任
所属学会・勉強会
- 日本臨床歯科CADCAM学会
- 日本顎咬合学会
- 日本口育協会
- 日本歯科医師会
- 日本歯周内科学研究会
- ドライマウス研究会




