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施設基準とは、国が定めた設備・人員・研修などの条件を満たし、地方厚生局に届け出た医療機関だけが算定できる診療報酬上の基準です。いわき市中央台の酒井歯科医院は、院内感染対策・医療安全・医療DX・口腔機能管理・訪問診療など22項目の施設基準を東北厚生局に届け出ており、2026年6月の診療報酬改定後の基準にも対応しています。このページでは、保険医療機関として掲示が義務づけられている内容を2026年10月現在の情報でご案内します。

施設基準のホームページ掲載について

2024年(令和6年度)の診療報酬改定により、保険医療機関が院内に掲示している事項は、原則としてホームページにも掲載することが義務づけられました。この取り扱いは2026年(令和8年度)の改定後も続いています。患者さんが医療機関を選ぶ際の判断材料を増やし、医療の透明性を高めることが目的です。

  • 根拠:令和6年度診療報酬改定(令和8年度改定でも継続)
  • 掲載対象:施設基準の届出内容など、保険医療機関の書面掲示事項
  • 対象外:自らホームページを持たない保険医療機関

当院が届け出ている施設基準の一覧(2026年10月現在)

東北厚生局の届出受理名簿に記載されている当院の施設基準は、次の22項目です。かっこ内は名簿上の略称です。

施設基準(略称)分野
初診料(歯科)の注1に掲げる基準(歯初診)感染対策
歯科外来診療感染対策加算1(外感染1)感染対策
歯科外来診療医療安全対策加算1(外安全1)医療安全
歯科治療時医療管理料(医管)医療安全
電子的歯科診療情報連携体制整備加算2(歯医DX2)医療DX
口腔管理体制強化加算(口管強)口腔機能管理
口腔機能実地指導料(口実地)口腔機能管理
歯科口腔リハビリテーション料2(歯リハ2)口腔機能管理
う蝕歯無痛的窩洞形成加算(う蝕無痛)レーザー
手術時歯根面レーザー応用加算(手光機)レーザー
口腔粘膜処置(口腔粘膜)レーザー
CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー(歯CAD)補綴・デジタル
光学印象(光印象)補綴・デジタル
3次元プリント有床義歯(3DFD)補綴・デジタル
クラウン・ブリッジ維持管理料(補管)補綴・デジタル
歯科技工士連携加算2(歯技連2)歯科技工
歯科技工所ベースアップ支援料(歯技ベ)歯科技工
歯科訪問診療料の注に規定する基準(歯訪診)訪問診療
在宅患者歯科治療時医療管理料(在歯管)訪問診療
在宅医療DX情報活用加算(在DX)訪問診療
地域医療連携体制加算(歯地連)地域連携
歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)職員の処遇改善

各施設基準の内容

感染対策・医療安全

滅菌パックで個包装した診療器具と紙コップ

初診料(歯科)の注1に掲げる基準(歯初診)

  • 口の中で使う器具は患者さんごとに交換し、専用の機器(オートクレーブ)で洗浄・滅菌しています。
  • 感染症の患者さんに対応できるよう、診療時間や場所を分けるなどの体制を整えています。
  • 歯科外来診療の院内感染防止対策に関する研修を受講した常勤歯科医師(院長:酒井直樹)が在籍しています。
  • 院内感染防止対策に関する事項を院内に掲示しています。
  • 年に1回、院内感染対策の実施状況などを地方厚生局長に報告しています。

歯科外来診療感染対策加算1(外感染1)

  • 歯科医師1名以上に加え、歯科衛生士または院内感染防止対策の研修を受けた職員を1名以上配置しています。
  • 院内感染管理者(院長:酒井直樹)を配置しています。
  • 歯科用吸引装置(フリーアーム)により、歯を削る際に飛び散る細かな粉じんを診療台ごとに吸い取れる環境を整えています。

歯科外来診療医療安全対策加算1(外安全1)

  • 医療安全対策に関する研修を修了した常勤歯科医師(院長:酒井直樹)を医療安全管理者として配置しています。
  • 歯科医師と複数の歯科衛生士が連携して診療を行っています。
  • 緊急時に備えて、次の装置・器具を備えています。
    • 自動体外式除細動器(AED)
    • 経皮的動脈血酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
    • 酸素(人工呼吸・酸素吸入用)
    • 血圧計
    • 救急蘇生セット
  • 緊急時の対応マニュアルを作成し、定期的に訓練を行っています。
  • 医療安全の問題を検討し改善策を実施する委員会を院内に設けています。
  • 医療に関するご相談や苦情を受け付ける窓口を設けています。

緊急時の連携医療機関:いわき市医療センター 歯科口腔外科
住所:いわき市内郷御厩町久世原16
電話:0246-26-3151

歯科治療時医療管理料(医管)

高血圧症・糖尿病・心疾患などの全身疾患をお持ちの方の治療では、血圧・脈拍・血液中の酸素飽和度を測定する装置で全身の状態を確認しながら処置を行います。急な体調の変化に備え、医科の医療機関と連携する体制を整えています。

医療DX(マイナ保険証の活用)

タブレット端末を使った患者さんへの説明

電子的歯科診療情報連携体制整備加算2(歯医DX2)

  • マイナ保険証によるオンライン資格確認を行っています。
  • オンライン資格確認で得られる受診歴・お薬の情報・特定健診の結果などを、診察や治療方針の判断に活用しています。
  • 国が進める医療DXの取り組みに対応し、より安全で適切な歯科医療の提供に努めています。

受付ではマイナ保険証のご提示にご協力ください。

口腔機能管理・かかりつけ歯科医の体制

歯科衛生士がお子さんと高齢の方にお口の機能の練習を指導する様子
※画像はイメージです

口腔管理体制強化加算(口管強)

当院は2018年に「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」の認定を受け、2024年の改定で名称が変わった口腔管理体制強化加算の基準を満たして届け出ています。生涯にわたってお口の健康と機能を守るため、次の体制を整えています。

  • むし歯や歯周病が重くならないよう、フッ化物塗布や歯のクリーニングなどの継続的な管理を保険診療で行っています。
  • お子さんの口腔機能の発達や、高齢の方の口腔機能の低下に対する管理を行っています。
  • 通院が難しい方への訪問診療を行い、地域の医療機関や介護関係者と連携しています。
  • 重症化予防・初期むし歯の管理・小児の心身の特性・高齢者への対応などの研修を修了した歯科医師(院長:酒井直樹)が在籍しています。

口腔機能実地指導料(口実地)

2026年の改定で新設された項目です。お口の機能の発達が十分でないお子さんや、口腔機能が低下してきた方に対し、歯科医師の指示のもとで歯科衛生士が実地で指導を行い、その内容を文書でお渡しします。担当する歯科衛生士は、国が定める経過措置に基づき、所定の研修を2027年5月末までに受講する予定です。

歯科口腔リハビリテーション料2(歯リハ2)

顎関節症の治療で、指導や訓練を行う体制を整えています。MRI(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)の機器を持つ医療機関と連携しています。

連携医療機関:いわき市医療センター 歯科口腔外科
電話:0246-26-3151

歯科用レーザーを用いた処置

当院は、歯科用Er:YAGレーザー装置「アーウィン アドベール EVO」(モリタ)を導入しており、次の3項目の施設基準を届け出ています。症状や部位によってはレーザーを使えない場合があります。

歯科用レーザー装置のイメージ画像
※画像はイメージです

う蝕歯無痛的窩洞形成加算(う蝕無痛)

むし歯の部分をレーザーで取り除き、削るときの振動や痛みを抑えながら処置を行います。

手術時歯根面レーザー応用加算(手光機)

歯周病の処置の際に、レーザーを用いて歯の根の表面の歯石などを取り除く体制を整えています。

口腔粘膜処置(口腔粘膜)

くり返しできる口内炎(再発性アフタ性口内炎)にレーザーを照射し、痛みをやわらげる処置を行っています。

被せ物・入れ歯・歯科技工

口腔内スキャナーで歯型をデジタルで採るイメージ画像
※画像はイメージです

CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー(歯CAD)

コンピューターで設計・削り出しを行うCAD/CAMを用いて作製した、精度の高い被せ物(冠)や詰め物(インレー)による治療を行っています。

光学印象(光印象)

歯科補綴治療の専門知識と3年以上の経験を持つ歯科医師(院長:酒井直樹)が在籍し、口腔内スキャナーで歯型をデジタルで採る光学印象の機器を備えています。

3次元プリント有床義歯(3DFD)

補綴治療の専門知識と経験を持つ歯科医師が在籍し、歯科技工所と連携して、3Dプリンター(液槽光重合方式)で作製する入れ歯をご希望に応じて提供しています。

クラウン・ブリッジ維持管理料(補管)

当院で装着した保険の被せ物(冠)やブリッジについて、装着後2年間の維持管理を行っています。

被せ物や入れ歯の作製にあたり、歯科技工士と連携する体制を整えています。必要に応じて、情報通信機器を用いた連携も行います。

連携している歯科技工所:足利セラミックラボラトリー

歯科技工所ベースアップ支援料(歯技ベ)

2026年の改定で新設された項目です。被せ物や入れ歯の作製を委託している歯科技工所の歯科技工士の賃上げを支援する取り組みを行っています。

訪問診療・地域連携

ご自宅で療養中の方を歯科医師が訪問診療する様子
※写真はイメージです

歯科訪問診療料の注に規定する基準(歯訪診)

通院が難しい方のご自宅や施設へ伺う歯科訪問診療の体制を整えています。

在宅患者歯科治療時医療管理料(在歯管)

訪問診療で全身疾患をお持ちの方を治療する際も、血圧・脈拍・酸素飽和度などを確認しながら処置を行います。

在宅医療DX情報活用加算(在DX)

訪問診療でも、オンライン資格確認で得られる受診歴やお薬の情報などを活用し、安全で適切な診療計画を立てています。

地域医療連携体制加算(歯地連)

当院の診療時間外や休日に緊急の対応が必要になった場合に備え、地域の医療機関と連携する体制を整えています。

連携医療機関:いわき市医療センター
住所:いわき市内郷御厩町久世原16
電話:0246-26-3151

職員の処遇改善

歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)

医療現場で働く職員の賃上げを行い、人材を確保して質の高い医療を続けるための取り組みを実施しています。


その他の掲示事項

明細書の発行について

診療の透明性を高めるため、算定した項目の名称や点数がわかる明細書を、すべての患者さんに無料で発行しています。明細書が不要な方は受付にお申し出ください。

保険外負担(実費)について

保険診療とは別にいただく実費(診断書などの文書料)は、治療費のご案内ページに掲載しています。

治療費のご案内ページのイメージ

診療報酬改定への対応

施設基準は、2年ごとの診療報酬改定で名称や要件が見直されます。当院は改定のたびに新しい要件を確認し、東北厚生局へ届け出ています。

2024年(令和6年度)改定
・歯科外来診療環境体制加算(外来環)が、医療安全対策加算(外安全)と感染対策加算(外感染)の2つに再編されました。当院は両方を届け出ています。
・かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)が口腔管理体制強化加算(口管強)に名称変更され、初期むし歯の管理や小児の心身の特性に関する研修が必須となりました。当院は新しい要件を満たして届け出ています。

2026年(令和8年度)改定
・新設された電子的歯科診療情報連携体制整備加算2、口腔機能実地指導料、歯科技工所ベースアップ支援料などを2026年6月に届け出ました。

院長 酒井直樹の日本歯科医師会生涯研修事業 修了証(令和6・7年度)

医療広告ガイドライン遵守への取り組み

当院のホームページは、厚生労働省の「医療広告ガイドライン」に沿って作成しています。

  • 診療科名は、医療法で認められた「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」のみを使っています。
  • 自費診療を紹介する際は、費用・治療期間・リスクや副作用などをあわせて記載しています。
  • 「絶対安全」「最高の技術」のような誇大な表現は使わず、客観的な事実に基づいて情報を提供しています。

施設基準についてよくあるご質問

Q. 施設基準とは何ですか?

A. 国(厚生労働省)が定めた設備・人員・安全対策などの条件を満たし、地方厚生局に届け出た医療機関だけが、特定の診療や診療報酬を算定できる制度です。当院は該当する基準を東北厚生局に届け出ています。

Q. なぜお会計に加算がつくのですか?

A. 施設基準の中には、届け出た体制で診療を行うと初診料などに少額の点数が加算されるものがあります。院内感染対策や医療安全、医療DXなど、安全で質の高い医療を提供する体制を評価するものです。算定した項目と点数は毎回の明細書に記載しています。

Q. 受診のときは何を持っていけばよいですか?

A. マイナ保険証、またはマイナ保険証をお持ちでない方に保険者から交付される資格確認書をお持ちください。従来の健康保険証は有効期限が切れています。マイナ保険証をご提示いただくと、過去の受診歴やお薬の情報をふまえた、より安全な診療につながります。

Q. 明細書はいらないのですが、断れますか?

A. はい。明細書はすべての方に無料で発行していますが、不要な場合はお会計の際に受付へお申し出ください。

Q. 診療時間外に急に具合が悪くなったら?

A. 当院は、診療時間外や休日の緊急時に備えて、いわき市医療センター(電話0246-26-3151)と連携しています。まずはお電話でご相談ください。

執筆・監修歯科医

当たり前の安全を
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