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治療に関すること

歯が溶ける!? 知らないうちに進行する「酸蝕症」から歯を守る!【いわき市 酒井歯科医院】

「最近、歯がしみるようになった」、「歯の表面がツルツルする」、「なんとなく歯が薄くなった気がする」・・・・もしこんなお悩みがあるなら、それはもしかしたら「酸蝕症(さんしょくしょう)」かもしれません。

ここいわき市でも、食生活の変化に伴いこの酸蝕症でお悩みの方が増えています。酸蝕症は、虫歯とは異なり、酸によって歯が溶けてしまう病気です。知らないうちに進行し、気づいた時にはかなり重症化しているケースも少なくありません。

今回は、この酸蝕症について皆さんにぜひ知っていただきたい大切な情報をお届けします。あなたの歯の健康を守るために一緒に学んでいきましょう。


「歯が溶ける」と聞くとギョッとするかもしれませんね。虫歯は細菌が出す酸によって歯が溶かされますが、酸蝕症は口の中に入った酸性の飲食物や胃酸などによって直接的に歯の表面が溶けてしまう病気です。

飲み物にも要注意!

特に注意したいのが、普段何気なく口にしている飲み物です。清涼飲料水・スポーツドリンク・炭酸飲料・ワイン・柑橘系のジュース、そして最近では健康のためにと飲まれるお酢ドリンクなども強い酸性を示します。これらを習慣的に摂取することで、知らず知らずのうちに歯の表面のエナメル質が少しずつ溶かされてしまうのです。

酸蝕症③

歯の表面・エナメル質の弱点・・・酸!

エナメル質は、人間の体の中で最も硬い組織ですが、酸には非常に弱いという特性があります。エナメル質が溶けてしまうと、その下にある象牙質が露出し知覚過敏を引き起こしやすくなります。さらに進行すると、歯全体がすり減ったように見えたり、歯の形が変わってしまったりすることもあります。

復旧(修復)は困難を極めます・・・

酸蝕症の怖い点は、歯全体が溶けてしまう可能性があるということです。虫歯であれば部分的な治療で済むことが多いですが、酸蝕症の場合、複数の歯、ひどい場合はほとんど全ての歯が広範囲にわたってダメージを受けることがあります。そうなると、修復が非常に困難になり、大掛かりな治療が必要になることも珍しくありません。最悪の場合、歯の寿命を大きく縮めてしまうことにもつながりかねません。

酸蝕症①
酸蝕症②

「歯が溶ける」現象は、痛みがないまま進行することも多く、ご自身では気づきにくいトラブルです。だからこそ、日頃の予防と早期発見が非常に重要になってきます。


いわき市酒井歯科医院では、皆さんの大切な歯を酸蝕症から守るため、そしてもしすでに症状が出ている場合には、適切な治療と予防策を提供しています。最大のポイントはナニが原因で、歯にナニが起こっているのかを認識してもらうための情報提供にあると考えています。

当院では、まずお口の状態を詳しく診察し、酸蝕症の進行度合いや原因を特定します。その上で、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。

当院の強みは以下の通りです。

デジタル修復による精密治療

歯が広範囲にわたって溶けてしまった場合、詰め物や被せ物による修復が必要になります。当院では、最新のデジタル技術を活用したデジタル修復を行っています。口腔内スキャナーで精密な型取りを行い、コンピュータ上で設計・製作(CAD/CAM)することで、非常に適合性の高いセラミック修復物が作製できます。これにより患者さんの負担を軽減し、より精度の高い治療を提供することが可能です。

セラミック治療による自然な仕上がり

溶けてしまった歯を修復する際には、見た目の美しさの回復も非常に重要です。当院のセラミック治療は、天然歯に近い色合いと透明感を再現できるため、治療した部分が目立つことなく自然で美しい口元を取り戻すことができます。また、セラミックはプラスチック素材に比較して耐久性にも優れており長期間安定してご使用いただけます。

メンテナンス重視の予防ケア

酸蝕症は、一度治療しても生活習慣を見直さなければ再発のリスクがあります。そのため、当院では治療後のメンテナンスを非常に重視しています。常勤歯科衛生士による定期的な検診とプロフェッショナルケアを通じて、お口の中を極力清潔に保ち、しっかりとした情報提供をすることで酸蝕症の再発予防に努めます。また、患者さんには適切なブラッシング方法や食生活のアドバイスを行い、ご自宅でのセルフケアもサポートいたします。

積極的な情報提供

私たちは、患者さんご自身が口腔内写真等を御覧いただくことでご自身の歯の状態を理解し、主体的に口腔健康に取り組んでいただくことが最も大切だと考えています。そのため、専門的な知識を分かりやすくお伝えする情報提供に力を入れています。酸蝕症の仕組みから予防策・治療の選択肢まで丁寧にご説明し、疑問や不安を解消できるよう努めています。

ご自身の歯が溶けてしまう前に、ぜひ一度当院にご相談ください。


Q1:酸蝕症はどのような症状が出ますか?

A1:初期段階では自覚症状がないことが多いですが、進行すると「歯がしみる(知覚過敏)」、「歯の表面がツルツルしている」、「歯の色が変わった」、「歯の先端が欠けやすくなった」などの症状が現れることがあります。

Q2:酸蝕症の予防のために、どのようなことに気をつけたら良いですか?

A2:酸性の飲食物を摂る回数を減らす、だらだらと飲み続けない、飲んだ後に水で口をゆすぐ、フッ素入りの歯磨き粉を使用する、食後すぐに歯磨きをしない(酸で歯が柔らかくなっているため)などの対策が有効です。

Q3:酸蝕症で歯が溶けてしまった場合、どのような治療をしますか?

A3:軽度の場合は、フッ素塗布などで再石灰化を促したり、知覚過敏の症状を和らげる治療を行います。進行している場合は詰め物や被せ物による修復が必要です。当院ではセラミックを用いた精密な修復治療を行っています。

Q4:酸蝕症の治療費用はどのくらいかかりますか?

A4:酸蝕症の治療はどうしても審美性回復が求められますのでセラミック治療となることが多いです。具体的な費用については歯の状態や治療範囲によって異なります。詳しくは当院のウェブサイトの料金表をご確認ください。


ここまで、酸蝕症について詳しくお話ししてきました。お口の健康は全身の健康にもつながる大切なものです。特に「歯が溶ける」という現象は、一度始まってしまうと元に戻すことが非常に困難です。

いわき市の皆さんの歯の健康を守るために、酒井歯科医院セラミック治療メンテナンス重視の予防、そしてデジタル修復による精密な治療と、丁寧な情報提供で皆様をサポートいたします。
「もしかして酸蝕症かも?」と少しでも不安に感じたら、症状が軽いうちにぜひ一度ご相談ください。早期発見・早期治療が大切な歯を長く健康に保つための鍵となります。

ご予約は、お電話(31-1000)またはWeb予約から承っております。皆さまのご来院をお待ちしております。

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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