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院長メッセージ

歯科求人で大切なのは「社保完備の中身」|協会けんぽと歯科医師国保の違いを歯科医が解説

    歯科医院の求人でよく見かける「社保完備」という言葉。しかし実際には、加入している保険制度によって、産休・育休中の手当、病気やケガで働けなくなった際の保障、将来受け取る年金額に大きな差が生じます。本記事では、「歯科医師国保」と「協会けんぽ(社会保険)」の違いを軸に、歯科衛生士・歯科助手として長く安心して働くために知っておきたい福利厚生の本質を、いわき市の酒井歯科医院がわかりやすく解説します。

    歯科求人で見落とされがちな「福利厚生」の本当の意味

    こんにちは! いわき市中央台にあります「医療法人SDC 酒井歯科医院」です。
    就職活動や転職活動をしている歯科衛生士さん、歯科助手さん。求人票を見比べていると、こんなふうに思うことはありませんか?

    「お給料やお休みはチェックしたけれど、『福利厚生』の欄って、どこも同じに見える…」
    社保完備って書いてあれば、とりあえず安心なのかな?」

    実は、歯科医院の「保険」には大きな違いがあることをご存知でしょうか。 今日は、皆さんの「将来の安心」に直結するとても大切なお話、協会けんぽ(社会保険)」と「歯科医師国保」の違いについて、少し詳しく、でもわかりやすくお話ししたいと思います。

    【本当に「働きがいのある職場」の条件とは?】― 歯科求人で見落とされがちな「社保完備の中身」

    歯科医院の保険には「2つの種類」があります

    まず、歯科業界には大きく分けて2つの健康保険制度が存在します。

    1. 歯科医師国保(国保)

    多くの歯科医院で採用されている、歯科医師やスタッフ向けの保険。

    2. 協会けんぽ(社会保険)

    一般企業や大きな病院などで採用されている、国が運営する保険。

    「どちらに入っていても、病院にかかれば3割負担でしょ?」と思われがちですが、実は「働けなくなった時」や「将来受け取る年金」に大きな差が出てくるのです。
    酒井歯科医院は、開業当初の1993年から、スタッフの未来を守るために「協会けんぽ」+「厚生年金」に加入し続けています。 なぜ私がコストのかかるこの制度にこだわり続けるのか、その理由を3つのポイントでご紹介します。

    酒井歯科医院が採用する協会けんぽと、一般的な歯科医師国保の保障内容を比較した図表。

    ポイント①:結婚・出産時の「手当金」が全然違う!

    女性が多く活躍する歯科医院だからこそ、結婚や出産といったライフイベントへの備えは大切ですよね。 実は、産休・育休中のサポートには驚くほどの差があります。

    出産手当金(産休中の給与サポート)

    歯科医師国保の場合

    1日につき数千円程度の固定額が一般的です(例:1日1,500円×約100日=約15万円など)。

    協会けんぽ(当院)の場合

    お給料(標準報酬月額)の約3分の2が支給されます。もし月給25万円程度の方なら、約100日分で100万円近くになることもあります。

    産休・育休中の保険料

    歯科医師国保の場合

    お休み中も保険料の支払いが続くことが一般的で、免除制度がないケースが多いです。

    協会けんぽ(当院)の場合

    産休・育休中の社会保険料・厚生年金保険料は「全額免除」になります。

    「お給料が入らない時期に、保険料も払わなくていい」・・・これは長く働き続ける上で、とても大きな安心材料になります。 当院でも、多くのスタッフがこの制度を利用して産休・育休を取得し、笑顔で復帰してくれています。

    ポイント②:病気やケガで働けなくなった時の「傷病手当金」

    長い人生、予期せぬ病気やケガで長期間働けなくなることがあるかもしれません。そんな時、自分を守ってくれるのが「傷病手当金」です。

    歯科医師国保の場合

    支給額が少額(数千円程度)だったり、期間が短かったりすることがあります。

    協会けんぽ(当院)の場合

    お給料の約3分の2が、最長で1年6ヶ月間支給されます。

    「もしも」の時に生活費の心配をせずに治療に専念できる。これは、ご自身だけでなくご家族にとっても大切な保障です。

    ポイント③:将来受け取る「年金」が増える

    そして忘れてはいけないのが「年金」です。 多くの歯科医院(歯科医師国保の医院)では、年金はご自身で「国民年金」に加入することになります。
    一方、当院のような「厚生年金」加入の医院では、国民年金に上乗せして「厚生年金」が積み立てられます。 しかも、その保険料の半分は医院が負担します。 将来受け取れる年金額が国民年金だけの場合よりも増えるため、老後の安心感が大きく変わります。

    さらに当院では、これに加えて「企業型確定拠出年金(企業型iDeCo)」も導入しており、税制優遇を受けながらさらに将来への備えを厚くできる仕組みを整えています。

    求職者の皆さんが「今日からできること」

    ここまで読んで、「難しそう…」と感じた方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。 これから求人を探すとき、以下の点をチェックしてみてください。

    1. 求人票の「福利厚生」欄を見る

    単に「社保完備」と書いてあるだけでなく、詳細に「協会けんぽ」・「厚生年金」と記載があるか確認しましょう。

    2. 面接で聞いてみる

    「健康保険は協会けんぽですか?」、「産休中の手当はどうなっていますか?」と聞くことは失礼ではありません。あなたの人生を守るための大切な質問です。

    まとめ:あなたの「人生」ごと応援したいから

    私たち酒井歯科医院が、開業以来30年以上も「協会けんぽ・厚生年金」にこだわり続けている理由。 それは、「スタッフの満足こそが、患者さんへの最高の医療サービスにつながる」と本気で信じているからです。

    スタッフの安心と充実が、質の高い医療と患者さんの笑顔につながることを示したイラスト。

    安心して働ける土台があるからこそ、年間128日の休日でしっかりリフレッシュできたり、最新の医療設備(CTやiTeroなど)を使った診療に誇りを持って取り組めたりするのだと思います。
    「福利厚生の充実はコストではなく、スタッフの幸せと医院の成長への投資」。 これが、院長である私の揺るぎない考えです。

    年間休日128日、完全週休2日制、祝日の振替診療なしを示した勤務カレンダーのイラスト。
    最終受付17時、18時退勤、残業原則なしの勤務スケジュールを示したタイムライン図。
    歯科用CT、iTero、セレック、エアフロー、位相差顕微鏡など、酒井歯科医院の最新デジタル設備を紹介するイラスト。

    もし、将来に不安を感じず、長く安心して働ける職場をお探しなら、ぜひ一度当院の雰囲気を見に来てください。 Zoomを使ったオンライン見学や、LINEでの気軽なご質問も大歓迎です。
    あなたと一緒に働ける日を、スタッフ一同心より楽しみにしています!

    酒井歯科医院の福利厚生を紹介するイラスト。年間休日128日、有給休暇取得推奨、社会保険・厚生年金完備を示している。
    残業原則ゼロ、18時退勤、セミナー費用全額医院負担など、成長と働きやすさを両立した職場環境を説明する図。

    執筆・監修歯科医

    スタッフの人生を守る歯科医

    酒井直樹

    医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長