はじめに:歯医者さんの少しだけ難しい言葉
ご自身の症状について、インターネットで調べていると「欠損歯(けっそんし)」や「補綴(ほてつ)」、そして今回のテーマである「欠損歯の補填(ほてん)」といった少し難解そうな専門用語に出会ったことはありませんか?
こうした言葉は、一見すると少しだけ私たち歯科医師と患者さんとの間に見えない壁を作ってしまっているかもしれません。この記事では、その壁を取り払うために「欠損歯の補填」という言葉の本当の意味と、その具体的な選択肢について院長である私がどこよりも分かりやすく解説していきます。



言葉を分解してみましょう
「欠損歯」とは?
これは、文字通り「何らかの理由で失われてしまった歯」のことを指します。虫歯や歯周病、あるいは外傷(事故など)で歯が抜けてしまった状態のことです。
「補綴(ほてつ)」と「補填(ほてん)」の違いは?
どちらも非常に似た意味で使われますが、
補綴(ほてつ)
失われた歯を補うための人工物そのもの(入れ歯やブリッジ・インプラントなど)を指すことが多いです。
補填(ほてん)
失われた歯があった「空間」を、何かで「補って埋める」という行為そのものを指します。
つまり「欠損歯の補填」とは、「歯が抜けて穴が空いてしまった場所を何らかの方法で補い埋めること」という意味の少しだけフォーマルな表現なのです。
「欠損歯の補填」― 3つの具体的な選択肢
では、その「補填」のための具体的な選択肢には何があるのでしょうか。 それは、私たちが普段から患者さんに寄り添う言葉でご説明している以下の3つの治療法に他なりません。
① インプラント

② ブリッジ

③ 入れ歯(義歯)

それぞれの治療法には、素晴らしいメリットとお伝えすべきデメリットがあります。どの治療法があなたにとっての「最善」なのか。それは、あなたのお口の状態やライフスタイル、そして価値観によって全く異なってきます。
最も大切なのは、あなたご自身が「比較し納得する」こと
「欠損歯の補填」という難しい言葉の解釈はいかがでしたでしょうか。 その本質は「歯を失ったあなたの未来を、どう豊かにしていくか」という非常に前向きな希望の物語の始まりです。
当院では、その最も大切な「選択」を、あなたご自身が納得して行えるように3つの治療法の全てを公平な視点で比較・解説した専門のガイドページをご用意しています。
ぜひ、こちらのページで、あなたにとっての「最高の答え」を見つけてみてください。
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執筆・監修歯科医
難しい言葉を
希望の言葉に変える
理事長・院長
酒井直樹
SAKAI NAOKI
経歴
- 1980年 福島県立磐城高等学校卒業
- 1988年 東北大学歯学部卒業
- 1993年 酒井歯科医院開院
- 2020年 医療法人SDC設立 理事長就任
所属学会・勉強会
- 日本臨床歯科CADCAM学会
- 日本顎咬合学会
- 日本口育協会
- 日本歯科医師会
- 日本歯周内科学研究会
- ドライマウス研究会