はじめに:「良い歯医者さん」の、本当の価値とは?
「良い歯医者さん」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
最新の医療設備でしょうか。それとも、歯科医師の優れた治療技術でしょうか。もちろん、それらも非常に大切な要素です。
そんな中、私は30年以上に渡り、このいわきの地で歯科医師として多くの患者さんと、そして多くのスタッフと向き合ってきた中で確信していることがあります。
医院の本当の価値。それはスタッフ一人ひとりのマニュアルには書かれていない「主体的な取り組み」の中にこそ宿るんじゃなかろうかと考えております。
この記事では、院長である私が「誇り」に思う当院の素晴らしいスタッフたちが、日々、患者さんのために自ら考え行動してくれている温かい取り組みのほんの一部をご紹介させてください。
具体例で見るチーム酒井歯科医院の「主体性」
① より分かりやすく。進化し続ける「説明ツール」
当院は、「丁寧で分かりやすい説明」を何よりも大切にしております。そして、そのクオリティを日々進化させてくれているのは、間違いなくスタッフの力です。
「院長、こんな手書きPOPがあった方が、患者さんに伝わりやすくないですか?」
「このパンフレット、もう少し工夫してみませんか?」
そんな、患者さん目線の主体的な提案が、毎日のように私たちの医院をより良い場所へと変えてくれています。

(※ 写真は、先日 私がGoogleビジネスプロフィールに投稿した内容をもとに、スタッフが院内掲示用の手書きPOPを作成してくれたものです)
② より快適に。季節を感じる「院内環境」
歯科医院は、どうしても緊張してしまう場所です。逆だったら私も同様です。
私たちは、その緊張を少しだけでも和らげたいと考えています。
スタッフたちが、自発的に季節ごとの飾り付け等を企画し、歯科医院を温かくて心安らぐ空間へと彩ってくれていますが、そんなささやかな「おもてなし」が患者さんの心をどれほどほぐしてくれていることかと感じ入ります。
③ より高いレベルへ。直向きな「学習意欲」
当院では、外部セミナーや外部講師の方をお招きしての院内セミナーの参加費は、当たり前ですが全額 医院が負担しています。実は、素晴らしいと思えるのはそこから先です。セミナーに参加したスタッフは、その学びをお互いに共有するための記録をキチンと残してくれています。
自分たちが得た知識はお互いにアウトプットする事でチーム全体の力へと還元する。なかなか出来ない事かと感心しちゃいます。酒井歯科医院が常に進化し続けられ根底はそんなトコに理由があるのかもしれませんです。
なぜ、私たちのチームは主体的なのか?
それは、大袈裟な言い方になりますが、私たちが、互いを単なる「従業員」ではなく同じゴールを目指す対等な「パートナー」として尊重し合っているからのように思います。
院長である私が全ての指示を出すトップダウンだけの組織ではありません。歯科衛生士も歯科助手も受付も、それぞれの持ち場でプロフェッショナルとして「どうすればもっと良い歯科医院になれるだろう?」と自ら考え行動する・・・そして、その主体的な挑戦を医院全体で称賛し応援する。
そんな風通しの良いポジティブな循環が私たちのチームの力の源泉なのです。
最後に
あなたが当院にご来院くださった際に、何か心地よい温かい雰囲気を少しでも感じていただけたとしたら・・・それは、間違いなくナイスなスタッフたちが作り出してくれているものです。
この最高のチームこそが、私の、そして酒井歯科医院の一番の誇りかと思っております。
執筆・監修歯科医
この最高のチームが
私の一番の自慢です
理事長・院長
酒井直樹
SAKAI NAOKI
経歴
- 1980年 福島県立磐城高等学校卒業
- 1988年 東北大学歯学部卒業
- 1993年 酒井歯科医院開院
- 2020年 医療法人SDC設立 理事長就任
所属学会・勉強会
- 日本臨床歯科CADCAM学会
- 日本顎咬合学会
- 日本口育協会
- 日本歯科医師会
- 日本歯周内科学研究会
- ドライマウス研究会