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より快適な歯科治療のために

「いわき市の歯医者」が見た世知辛い現代社会:監視カメラ導入で予期せぬクレームに備える

    昨今、ニュースやインターネットで、心ない言動や行動が大きな問題となるケースを耳にすることが増えました。残念ながら、医療機関である私たち歯科医院も例外ではありません。
    歯科医療を通じて地域の皆様の健康に貢献したいと願う一方で、正直なところ胸が痛むような出来事に直面することもあります。

    例えば、ニュースでも報じられることがありますが、スタッフがすぐそばに居るのにも関わらず「胸を触られた」だのという言われのないクレームや、患者さん毎にグローブを交換していても使い回しをしてるだの、床に落としたグローブを拾って使っただの・・・(泣)
    懇意にしている弁護士さんにお話を伺ったことがあるのですが、こういったトラブルは医院側に「否定する根拠」が無い限り言われてしまった医院サイドが明らかに不利になってしまうんだそうですから驚きを越えて悲しくもなります。
    真後ろにスタッフが立っていても、私自身の体が死角となり根拠になり得ず、また医院スタッフは証人になれないんだそうで・・・・悪意を持った患者さんに見舞われるとどうすることもできないって言うんですからイヤになってしまいます。(泣)

    診療室の雑誌を断りもなく持ち帰ってしまったり、時には他の患者さんの靴を間違えて履いて帰ってしまったり傘を間違えてしまったり・・・といった、予期せぬクレームが発生することもあります。
    もちろん、ほとんどの患者さんは善良な方ばかりですが、ごく稀に、悪意を持ってお越しになる方もいらっしゃるのが医療現場の実情です。
    このような状況では、いくら事実を否定しても、明確な根拠がなければ水掛け論になってしまいスタッフや他の患者さんにも不安を与えかねません。

    そこでいわき市歯医者酒井歯科医院では、患者さんとスタッフ、双方の安心と安全を守るため、そして万が一の予期せぬクレームから身を守るために、院内に2系統・9台の監視カメラを設置し、動画データの保存を開始いたしました。
    これは、決して皆様を疑っているわけではありません。むしろ、トラブルを未然に防ぎ、誰もが安心して通える歯科医院でありたいという私たちスタッフ一同の強い願いの表れです。

    院内監視カメラ作動中-3

    現代社会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波が医療現場にも押し寄せています。
    レントゲンはデジタル化され、予約システムもオンラインが主流となりつつあります。当院でも、好きこそモノの上手なれでこうした院内DX化を積極的に推進することで、より効率的で質の高い医療提供を目指しています。

    監視カメラの設置も、この院内DX化の一環として捉えています。もちろん、その主な目的は「予期せぬクレーム」への対応ですが、当然それだけではありません。
    例えば、患者さんが診療中に何か困ったことがあった際、後から映像を見返すことで状況を正確に把握し、改善に繋げることも可能です。また、忘れ物の確認や、待合室内で不穏・不審な行動がないかのチェックなど、幅広い場面でその役割を発揮します。

    患者さんの中には、「監視カメラがあるなんて少し息苦しい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
    しかし、当院が監視カメラを導入したのは患者さんを「監視」するためではなく、「守る」ためです。
    私たちが日々、真摯に患者さんと向き合う中で、もしもの時に客観的な証拠(動画と音声)があることは、スタッフの精神的な負担を軽減し、より良い診療に集中できる環境を整える上で非常に重要です。
    監視カメラは、まさに現代社会における「防犯」と「安心」のツールとして、その重要性を増していると言えるでしょう。


    いわき市には数多くの歯医者がありますが、酒井歯科医院が特に力を入れているのが、患者さんの不安を解消し、安心して治療を受けていただける環境づくりです。その一つが、先ほどからお話ししている監視カメラの設置と、それによる動画データ保存です。

    院内監視カメラ作動中-2

    当院では、受付・待合室・診療室といった主要な場所に2系統・計9台の監視カメラを設置し、診療時間中の院内の様子を記録しています。これらの映像データは、一定期間保存されるため、万が一のトラブルが発生した際には、客観的な証拠として確認することが可能です。
    これにより、例えば「治療中に不快な思いをした」「物がなくなった」といった予期せぬクレームに対しても、言った・言わないで止まる事なく迅速かつ公正に対応することができます。

    過去には、実際に患者さんから「靴が間違えられた」という申し出があった際、監視カメラの映像を確認したところ、誤って別の患者さんが履いて帰られたことが判明し無事に解決したケースもあります。傘の間違いも然りです。
    このように、監視カメラは、患者さんご自身の誤解や勘違いによるトラブルだけでなく、第三者による悪意ある行動からも、患者さんやスタッフを守るための強力なツールとなり得るのです。
    私たち酒井歯科医院は、目に見えない安心を提供することで、地域の皆様に選ばれるいわき市歯医者であり続けたいと考えています。


    Q. 監視カメラの映像は誰でも見られますか?

    A. 監視カメラの映像は、個人情報保護の観点から、当院の院長および、正当な理由がある場合にのみ、関係者によって確認されます。外部に公開されることは一切ありませんのでご安心ください。

    Q. 監視カメラはどのくらいの期間、映像を保存していますか?

    A. 映像データの保存期間については、プライバシー保護に配慮しつつ、数ヶ月分は保存しています。


    現代社会における予期せぬクレームは、私たち医療従事者にとって非常にデリケートな問題です。
    いわき市歯医者酒井歯科医院では、院内DX化の一環として導入した2系統・計9台の監視カメラ動画データ保存システムにより、患者さんとスタッフ、双方にとってより安心できる環境を整えています。

    この監視カメラは、決して患者さんを疑うものではなく、むしろ、万が一のトラブルから皆様を守り、安心して治療に専念していただくための「安心の証」です。
    私たちは、これからも地域に根ざした歯医者として、質の高い歯科医療を提供し、皆様の口腔健康をサポートしてまいります。

    院内監視カメラ作動中-1

    お口のことで何かお困りのことがございましたら、酒井歯科医院へお気軽にご相談ください。皆様のご来院をお待ちしております。


    医療法人SDC 酒井歯科医院
    電話:0246-31-1000


    執筆・監修歯科医

    患者さんと医院
    両方を守るために

    酒井直樹

    医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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    〒970-8043
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