私たちのスタッフミーティング・ルームでのひとときが、患者さんの診療室での大切な時間に繋がる・・・私たちが、毎月の院内ミーティングに時間と情熱を注ぐ本当の理由についてお話しします。
酒井歯科医院では、月に一度、診療時間を潰して全スタッフが集まり院内ミーティングを行っています。 「ミーティングが多い会社は生産性が低い」といった話を聞くこともありますが、私たちは自信を持って「ミーティングが多い歯医者は良い歯医者だ」と断言できます。
なぜなら、このミーティングの時間は単なる業務連絡の場ではなく、「私たちの医療の質をいかにして皆様に還元するか?」を全員で考える最も重要な作戦会議だからです。
ミーティングの本当の目的は「患者さんへの価値の最大化」
私たちが毎月のミーティングで共有しているのは、売上や数字の話ではありません。 その中心にあるのは常に「患者さん」です。
治療のダブルチェックと最適化
「現在、歯周病治療を進めている患者さんの、次のステップは、保険診療の制度に則ってどの方法が最も負担が少なく効果的だろうか?」・・・ 歯科医師や一人の歯科衛生士の視点だけでなく、院長・全ての歯科衛生士・すべての歯科助手(受付含む)がそれぞれの専門的な知識と経験を持ち寄り、一人の患者さんにとっての最高の治療計画をチーム全体で練り上げます。これにより治療の見落としやミスを防ぎ、常に最適な医療を提供できるのです。

患者さんからのお声の共有
「先日、△△さんから”説明がとても分かりやすかった”と嬉しいお言葉をいただいた」とか、「□□様から待ち時間についてご意見をいただいた」など、 受付スタッフや歯科助手・歯科衛生士が、日々 皆様からいただく感謝の言葉や貴重なご意見を全員で共有します。良い点はさらに伸ばし、改善すべき点は即座に全員で解決策を考え実行に移します。これにより医院全体の接遇レベルと患者さんの満足度を常に高めています。
最新医療技術の学習と共有
新しい詰め物の材料や最新のインプラント技術など歯科医療は日進月歩です。セミナー等で学んだ最新の知識を、院長自身や特定のスタッフだけでなく医院全体に共有し、全員が同じレベルの高い知識を持つことで医院全体の医療技術を底上げしています。

「チーム」で診るからこそ提供できる安心がある
一人のスーパー歯科医師が全てを行うのではなく、歯科衛生士・歯科助手・受付全てのスタッフが揃うことでそれぞれの専門性を最大限に発揮し、一人の患者さんを多角的な視点からサポートする・・・・ それが私たちの目指す「チーム医療」です。
院内ミーティングは、そのチームの連携を強化し、ベクトルを常に「患者さんのメリットの最大化」という一つの方向に合わせ続けるための、最も重要な時間なのです。 私たちのこの診療時間を潰してまでの地道な取り組みこそが、いわき市の皆様のお口の健康を生涯にわたって守り続ける力になると私たちは考えています。
執筆・監修歯科医
見えない努力こそが
最高の歯科医療に繋がる
理事長・院長
酒井直樹
SAKAI NAOKI
経歴
- 1980年 福島県立磐城高等学校卒業
- 1988年 東北大学歯学部卒業
- 1993年 酒井歯科医院開院
- 2020年 医療法人SDC設立 理事長就任
所属学会・勉強会
- 日本臨床歯科CADCAM学会
- 日本顎咬合学会
- 日本口育協会
- 日本歯科医師会
- 日本歯周内科学研究会
- ドライマウス研究会