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チーム酒井歯科医院

「良い医院」は「良いミーティング」から生まれる|酒井歯科医院のチーム哲学

「ミーティングは非生産的」そう考えていた、過去の私

今でこそ、当院の成長に不可欠なものだと確信している「院内ミーティング」ですが、十数年前まで、私はその導入に踏み切れずにいました。
理由は単純で、「診療時間を潰してミーティングをしても、収入はゼロだ・・・非生産的ではないか」という、経営者としての浅はかな考えがあったからです。

院内のユニット②

しかし、勇気を出して毎月のルーティンとして定着させて以降、医院には驚くべき変化が訪れました。スタッフ間の連携がスムーズになり、患者さんへの対応の質が向上し、結果として医院全体の生産性がむしろ向上していったのです。

キャリアばかりが長くなりましたが、チームで働くことの本質に気づくのが遅かったことを、今では猛省しています。この記事では、私たちが「診療後の時間」を大切にする理由と、その時間がどう患者さんの利益に繋がるのかをお話しします。


酒井歯科医院のミーティングが目指すもの

当院のミーティングは、単なる情報共有や指示伝達の場ではありません。スタッフ一人ひとりが主役となり、医院をより良くするためのアイデアを出し合う「能動的なディスカッションの場」です。
そこでは、主に3つの目的を追求しています。

院内のユニット③

① 最高の治療を提供するための「知識のアップデート」

歯科医療の世界は日進月歩です。私たちは、定期的な勉強会を通じて、新しい治療法や材料に関する知識を常にアップデートし医院全体で共有しています。これにより、全ての患者さんに対して、常に質の高い最善の治療を提供できる体制を維持しています。

② 患者さんの体験を改善するための「課題解決」

「どうすれば、患者さんの待ち時間を少しでも減らせるだろうか」
「カウンセリングの際、もっと分かりやすく伝えるにはどうすれば良いか」・・・
日々の診療で生まれるこうした小さな課題を、スタッフ全員で共有し、解決策を話し合います。この地道な改善の積み重ねが患者さんの安心と満足に繋がると信じています。

③ スタッフ一人ひとりが主役になる「能動的な議論」

私が一方的に話すような受動的な授業のようなミーティングではチームは成長しません。当院では、外部のプロのファシリテーターにも協力いただきながら、歯科衛生士も、歯科助手も、受付も、全てのスタッフが職種に関係なく自由に意見を言える、風通しの良い議論の場作りを大切にしています。


最近の取り組み:年間MVPを決定する「成果報告会」

先日のミーティングでは、少し面白い試みとして、各スタッフがこの一年で取り組んできた改善活動やその成果を発表し合う「プレゼン大会」を行いました。

発表後には、全員で投票を行い、最も優れた成果を上げたメンバーには、ファシリテーターの方から記念品が贈呈されました。順位こそつきましたが、実際には僅差で全ての発表が医院の財産となる素晴らしい内容でした。

このような取り組みを通じて、スタッフ一人ひとりが「自分が医院を良くしていくんだ」という当事者意識を持ち、楽しみながら競い合い、成長していける・・・そんな組織でありたいと考えています。


「良い医院」は「見えない時間」から生まれる

働き方改革や歯科業界全体の人手不足・・・・私たちのような中小零細の歯科医院を取り巻く環境は決して楽なものではありません。限られた時間の中で、質の高い医療を提供し続けるためには生産性の向上が不可欠です。

院内のユニット①

そして、その生産性の向上とは単に効率を求めることではありません。私たちがミーティングという「患者さんに見えない時間」を何よりも大切にするのは、スタッフの成長とチームの一体感こそが「最高の生産性」、すなわち最高の医療サービスを生み出すと確信しているからです。

これからも、私たちは対話を重ね、学び続け、チーム一丸となっていわき市の皆様のお口の健康に貢献してまいります。

執筆・監修歯科医

良いチームが
良い治療を創る

酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院 理事長 / 院長

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