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衝撃の事実:80歳で、私たちの歯は半分近く失われています

「生涯、自分の歯で美味しく食事をしたい」
それは、誰もが願うささやかで大切な幸せだと思います。ですが・・・厚労省発表の少し衝撃的なデータをご覧ください。

歯科受診内容と年代別の残存歯数

歯科受診内容と年代別の残存歯数のグラフ

厚生労働省の調査によると、80歳になった時点で日本人の平均残存歯数は約15本。本来あるべき28本の歯の半分近くを失ってしまっているのが現実なのです。

ただし、これは「運命」ではありません。「未来」は選べます。

では、これは、「年のせい」だから仕方がないことなのでしょうか?
いいえ、決してそうではありません。次のグラフをご覧ください。

このグラフは、70歳以上の方を「歯が痛い時だけ歯医者に行く人」と「痛くなくても定期的に検診に通う人」に分けて、残っている歯の本数を比較したものです。その差は一目瞭然。定期検診に通う習慣があなたの歯の未来を大きく左右するのです。

私たち酒井歯科医院は、この「予防」こそが歯科医療の最も大切な使命であると確信しています。そして、その想いに共感して下さって、現在、当院には毎月500名以上もの患者さんが治療ではなく「健康を守るため」の定期的なメインテナンスに通ってくださっています。

3世代の家族
料理をする高齢期の女性

この記事は、そんな当院が最も力を入れる「予防歯科」の総合案内ページです。あなたの歯を、未来の虫歯や歯周病から守り生涯にわたって美味しく食事を楽しめる・・・そんな素晴らしい人生を、私たちと一緒に目指してみませんか?

合わせてお読み下さい


治療の「負の連鎖」を断ち切るために

一度、歯を削って治療すると、残念ながらそこから「治療の負の連鎖」が始まってしまうことがあります。

小さな虫歯 詰め物をする → その隙間から、また虫歯に(二次カリエス) → もっと大きな詰め物にする → 神経まで達し神経を抜く → 歯がもろくなり被せ物をする → 歯の根が割れて抜歯に至る・・・。

どんなに精密な治療をしても、生まれ持ったご自身の健康な歯に勝るものはありません。この、一度始まったら後戻りのできない悲しい連鎖をそもそもスタートさせないこと。それが、予防歯科の最大の目的なのです。

二次カリエス(銀歯の下に虫歯)
二次カリエス(銀歯の下に虫歯)
二次カリエス(虫歯が再発、進行)
二次カリエス(虫歯が再発、進行)

虫歯と歯周病を徹底的に防ぐ3つのアプローチ

当院では、科学的根拠に基づいた以下の3つのアプローチを組み合わせ、あなただけのオーダーメイドの予防プログラムを立案します。

① 専門家による、徹底的な機械的清掃(PMTC)

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が専用の機器とペーストを使い毎日の歯磨きでは落としきれない、頑固な「バイオフィルム(細菌の塊)」を徹底的に除去するクリーニングです。
歯の表面がツルツルになり、爽快感が得られるだけでなく、虫歯や歯周病の原因となる細菌の棲み家を破壊することで最も効果的な予防となります。

PMTCの紙面研磨のイメージイラスト
PMTCに使う先端チップ(ディスポ)

② 歯質を強化し、再石灰化を促す「フッ素塗布」

フッ素には、歯の表面のエナメル質を酸に強いより丈夫な構造に変化させる効果があります。また、ごく初期の虫歯であれば、唾液の力による自然修復(再石灰化)を力強くサポートしてくれます。定期的な高濃度フッ素塗布は、特にお子さんや虫歯になりやすい方には非常に有効な予防策です。

施術中の歯科衛生士さん

③ プロが教えるオーダーメイドの「歯磨き指導(TBI)」

予防の基本は、やはり毎日のご自宅での歯磨きです。しかし、驚くほど多くの方がご自身の歯並びや歯ぐきの状態に合っていない自己流の磨き方をしてしまっています。
当院の歯科衛生士が、あなたのお口の状態を正確に把握し、最適な歯ブラシの選び方からフロスや歯間ブラシの使い方まで、明日から実践できる「あなただけの正しい磨き方」を丁寧に指導します。

予防歯科のイメージ(二人の女性のブラッシング光景)
予防歯科のイメージ

そして、もう一つの柱 ― 歯並びとお口の機能を育てる「予防」

当院が掲げる「予防」は、虫歯と歯周病を防ぐだけにとどまりません。私たちは、お子さんの健やかな成長期に、将来の歯並びが悪くなることを未然に防ぎ、正しく「噛む」・「飲み込む」・「呼吸する」といったお口の機能を健全に育てることも同じように重要な「予防」だと考えています。

私も3人の子の父親として、お子さんの健やかな成長やより良き未来を願う気持ちは保護者の皆様と全く同じです。ですが、現代のお子さんたちは、柔らかい食事や生活習慣の変化により、本来獲得すべきお口の機能が十分に発達しないケースが増えていることが社会的な問題として指摘されています。
実際に、「歯並びが悪い(不正咬合)」方は、「80歳で20本の歯を残す」という8020運動の達成率が著しく低いというデータもあります。歯並びの乱れは、見た目の問題だけでなく清掃のしにくさから将来の虫歯や歯周病のリスクを増大させてしまうのです。

国もこの問題を重視し、「口腔機能発達不全症」といった診断名を設けるなど対策に乗り出しています。当院では、この「歯並びと機能の予防」のために、「小児予防矯正」にも力を入れています。これは、本格的な矯正が必要になる前に、お子さんの成長の力を利用して顎の骨を正しい発育へと導く非常に重要なアプローチです。

当院が掲げる3つの予防、「虫歯予防」・「歯周病予防」・「歯並び予防」

【当院の強み】国が認めた質の高い歯周病メインテナンスを保険で

当院は、厚生労働省が定める「口腔管理体制強化加算(口管強)」の認定歯科医院です。
この認定により、当院では歯周病の安定期にある患者さんに対して、毎月でも保険適用で専門的なクリーニングや管理(歯周病安定期治療)を受けていただくことが可能になりました。

(※保険制度の規定により、この質の高い管理を行う場合、窓口でのご負担金が従来の検診よりも若干増加する場合がございます。これは、国が定めた正式なルールに基づくものであり、より高度な予防医療をご提供するためのものです。ご理解いただけますと幸いです。)

iPad画面に書き込みをして患者さんに説明している院長

全てはあなたとの「二人三脚」から始まります

予防歯科は、私たちが一方的に行うものではありません。患者さんご自身が、ご自身のお口の状態に関心を持ち「自分の歯は、自分で守る」という意識を持っていただくこと。そして、私たち「かかりつけ歯科医」がそのサポーターとして定期的に専門的なケアとアドバイスを行うこと。
この、患者さんと、歯科医院の「二人三脚」の信頼関係があって初めて、本当の予防歯科はその最大の効果を発揮します。

予防歯科のイメージ
予防商品(歯ブラシ等)のフルラインナップ

「歯医者さんは痛くなったら行く場所」から「健康を守るために気持ちよく通う場所」へ。 私たちと一緒にそんな新しい習慣を始めてみませんか。


執筆・監修歯科医

最高の治療は
治療を不要にすること