Q&A 静脈内鎮静法編
- 「静脈内鎮静法」って眠っちゃうことなの?
- 「静脈内鎮静法」をすると痛くなくなるの?
- 「静脈内鎮静法」はどんな人におすすめですか?
- 「静脈内鎮静法」って余計に時間が掛かるの?
- 「静脈内鎮静法」の手順とその安全性は?
- 「静脈内鎮静法」に要する費用は?
「静脈内鎮静法」って眠っちゃうことなの?
全身麻酔ではないので眠るのとは異なります。寝惚けてるようなボーっとした感覚でしょうか。リラックス状態になると寝てしまう方がいらっしゃいますが、意識があっても治療中の記憶がところどころない場合もあります。その点が全身麻酔と大きく異なる点です。
治療終了後は当日帰宅が可能です。手術中に会話も可能です。
静脈内鎮静法をすると痛くなくなるの?
痛みを和らげますが、静脈内鎮静法だけで無痛になるわけではないので通常の治療同様の麻酔(抜歯と同じ量)は必要です。
静脈内鎮静法は、あくまでも不安解消策とお考えください。局所麻酔で痛みを取り除き、静脈内鎮静法では恐怖や不安を軽減します。通常の麻酔もするので、手術中はほぼ痛みがありません。
静脈内鎮静法はどんな人にお勧めですか?
どなたでもご利用いただけます。特に、歯科治療に対して苦手意識や恐怖心が強い方、高血圧や不整脈などの既往がある方にお勧めです。心身ともにリラックスした状態でスムースに治療を受けていただけます。
なお、当院で静脈内鎮静法が可能なのは複数本数のインプラント埋入手術時に限ります。私自身には対応スキルが無く、奥羽大学の口腔外科学教室・高田教授にお出でいただく際にだけ対応が可能になります。
「静脈内鎮静法」って余計に時間が掛かるの?
長い時間はかかりません。点滴のセット(術前)と覚醒(術後)に若干の時間を要するだけです。(合計30分前後)
点滴のための血管の確保が上手くいかない場合は、その分少々時間を要するようです。
静脈内鎮静法の手順とその安全性は?
血圧・脈拍・動脈血酸素飽和度などをモニターで監視しながら点滴で鎮静薬を使用します。しばらくすると緊張や不安感がとれてリラックスした状態になるのでその間に治療を行います。1回の鎮静で行う処置時間は1時間半から2時間が目安です。
また、生体監視モニターで血圧・心拍数・血中酸素濃度などを常にチェックし、場合によっては抗生剤も添加しますので、術後の回復も優れています。
当院は各種モニターで常に状況を監視しながら専門知識を有する経験豊かな口腔外科教授が静脈内鎮静法を管理しているので、今までトラブルは一度もありません。
静脈内鎮静法に要する費用は?
当院は現在、複数歯以上のインプラント埋入の方の場合に特別な費用をいただいておりません。