Q&A 審美・セラミック編
- どんな症状でもセレック治療は可能ですか?
- なぜセラミックが良いのですか?
- 保険診療は可能ですか? また認められる部位を教えて下さい。
- 本当に通院1日・治療時間1時間で治療が可能ですか?
- 私の歯は、銀歯が7か所ありますが一度に全部治せますか?
- 治療後に歯ぐきが黒ずむことはありますか?
- 費用はどのくらい掛かりますか?
どんな症状でもセレック治療は可能ですか?
一般的な詰め物・被せ物の治療はもちろん、前歯に貼り付ける付け爪のようなラミネートベニア治療も可能です。最近では高強度のジルコニア素材が充実していて臼歯部でもブリッジ等の製作がセレックで可能になりました。
メリットは歯を削る量を抑えて金属を一切使わない審美的な仕上がりを得られます。むし歯の大きさや噛み合わせなど、お口の中の状態により最適な治療法を検討しますのでご相談ください。
なぜセラミックが良いのですか?
レジン(プラスティック素材)による修復治療と比べて、着色や変色・摩耗の心配がありません。また、金属修復治療と比べてプラークが付きにくく金属アレルギーの心配もありません。
更にセレックで使用するセラミックは工場で規格生産しているので、気泡や異物が混入することなく常に品質が安定しています。セラミックは天然歯にもっとも近い素材であり生体親和性に優れています。
保険診療は可能ですか? また認められる部位を教えてください。
平成26年4月からまずは小臼歯の被せ物に限り保険診療が可能になりました。それ以降に条件(第二大臼歯4本の存在)を満たしていれば上下顎の第一大臼歯も可能になり、皮フ科で金属アレルギーと診断された方はすべて(被せ物に限る)に認められるようになりました。
2020年9月からは前歯への導入も決定されています。ただし、あくまでも被せ物に限りであって一部分の詰め物には認められていません。因みに小臼歯は下の写真の部位で犬歯(糸切り歯)の後ろ2本を示します。ニコッとした際に見える場所ですね。大一大臼歯はオレンジ枠の更に奥の大きな歯になります。
困ったことに・・・では無いのですが、とにかく頻繁に保険制度の適用範囲は拡大しております。(汗)
それ故に、当院ではこういったオリジナルパンフレットに赤丸を付けて『ここが保険でも白い歯の摘要になりますよ♫』的なお知らせを配布しております。
なお、保険診療で認められる材質はハイブリッドセラミックスと呼ばれるセラミック含有率70%の素材のみです。なお、下記動画内の表示価格は撮影時点のモノになる事を御了解下さい。

本当に通院1日・治療時間1時間で治療可能ですか?
むし歯の大きさ・歯ぐき・神経などの状態により、他に優先して行うべき治療がある場合は当日のセレック治療をできません。また、治療が複雑で複数箇所にわたる場合は当日で1時間半以内の治療終了が不可能です。残念ながら初診日当日のセレック治療は100%無理かと思われます。
銀歯が7か所ありますが一度に全部治せますか?
日帰り治療(ワンデー・トリートメント)は、一歯であっても1時間半程の時間を要します。複数本数の場合は本数分程は時間がかかりませんが、ご本人の時間的余裕も必要ですし、何より医院の予約時間の関係上 頑張っても2本までとさせていただいております。
治療後に歯ぐきが黒ずむことはありますか?
セラミックは変色することなく歯ぐきへの影響もありません。しかし、神経が存在しない歯で、なおかつ金属の土台を使っている場合は後に歯の根だけ黒く変色することがあります。その為に変色の心配が少ないファイバーポストや樹脂状の土台にすることをお勧めします。
費用はどのくらいかかりますか?
保険が適用の部位(小臼歯)であれば型取りと修復物完成時の合計で8,000~9,000円くらいでしょうか。その他の部位の小さな詰め物は45,000円~、被せ物は68,000円~(いずれも消費税別)です。
詳細はこちらの『費用について』でご確認ください。詳細のお問い合わせはこちらです。