院長メッセージ

小学校の歯科検診で感じた口呼吸に起因する歯並び不正

昨日は学校歯科医を務めている御近所の小学校の歯科検診。
20年ほど前から比べてみて児童数は激減、最盛期(翌日は腕が上がらなかった)の6分の1ほどの180数余名のお子さんのお口の中を拝見して参りました。
養護教諭の先生が検診しやすいようにサポートして下さり、帯同スタッフにも記録に関わる要点を優しく教えて下さってありがたかったです。

杞憂に終われば宜しいのですが・・・

気になったことのひとつ。
数年前の新聞記事に掲載された『歯科医が発見する児童虐待』なんてニュースがありましたが、お一人だけ『この子はいったいどうやって咀嚼してるんだろう?(泣)』ってお子さんがいらっしゃいました。既に乳歯は生え替わりという意味ではなく崩壊したり存在せず、6歳臼歯も既に原形を止めておらずの抜歯状態。
ほとんどのお子さんが歯科検診を意識してか綺麗にして登校する中、その子だけは口腔内が惨憺たる状況だったので気になりました。
私の杞憂に終わってくれれば宜しいのですが、一切歯磨きせずともここまでにはならないという状況は・・・やはり気になるもんです。

口呼吸に起因する歯並び不正

もうひとつ気になったのは・・・
マスクの弊害ってことが言われ始めて久しいですが、口呼吸を誘発しやすいのかと思います。
『口呼吸=歯並び不正』に繋がる事実に対して歯科界から警鐘が鳴らされ続けておりますが、顎があまりにも小さくって並びきれないお子さんが実に多かったのが気になりました。
小学生ってのは、身長と同様に上顎も下顎もグングン伸びる成長期かと思います。
しっかり使う(よく噛む)ことはモチロン、口呼吸によって引き起こされる低位舌を解消し舌を上顎にくっつける基本的なポジションに戻し、本来の鼻呼吸を促すことで歯の受け皿となる顎(特に上顎)が豊かに発達もしましょう。

マスク生活が長くなってしまったお子さん達です。今年は私自身にそういった先入観もあったからなのか・・・とても気になりました。

関連記事