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2018年7月12日

「虫歯治療でガンになる」衝撃実態とやら

引用記事になり恐縮ですが、口腔内の歯であり歯肉を健全に保つ上で示唆に富んだ内容かと思うので紹介致します。

★「虫歯治療でガンになる」衝撃実態★

タイトルはいま一歩なんですが、お読みいただくと予防の重要性が御理解いただけようかと思います。
厚生労働省もここ数年は予防へのシフトが明らか・・・と思えるような保険点数配分になって来ました。当院でも先駆けとなれるように「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」という設備基準を満たして予防重視の体制を整えているのはその為であります。

たぶん、一般の方からすれば御存知ないようなことばかりかと思うのです。
まずはむし歯や歯周病のリスクを知っていただくこと、それに尽きると思われます。加えて対策を講じていけば「豊かな老後」や「快適な日々」を迎えられるようになるんではないでしょうか?

(1)「削る」「抜く」が命取りになる
(2)ドブ川の水で傷を洗い流す
(3)髄膜炎や脳梗塞を引き起こす
(4)食後歯磨きの正しい時間とは?

※ いわき市の「酒井歯科医院」のホームページはこちらです。

※ リンク先は、徳間書店が運営なさってる「週刊アサヒ芸能」さんのサイトです。

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2018年6月25日

肺炎は日本人の死因の第5位に後退

日本歯科医師会から送られてくる会員宛のメールに、表題の「日本人の死因」ってのが掲載されておりました。
どうもデータ元は厚労省発表の「人口動態統計」のようで、ここには下記の5項目が公表されているようです。

出生・死亡・婚姻・離婚・死産

その中で、2番目の「死亡」、2017年の死亡者数は134万人で、更にその前年の2016年の
131万人より増加したようです。

気になるその死因はと言うと・・・

第1位は「悪性新生物(腫瘍)」
第2位は「心疾患(高血圧性を除く)」
第3位は「脳血管疾患」
第4位は「老衰」
第5位は「肺炎」

の順だそうです。悪性新生物・・・即ち癌による死亡者は全死亡者に占める割合が27.8%だったんだそうです。このことで日本人は4人に1人強の割合で癌で亡くなってるってことが解るってことになるんですね。(汗)

因みに、我々の口腔内分野との関わりが深い誤嚥性肺炎を含む「肺炎」は2016年には3位だったのに、2017年では5位に後退していたようです。

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2018年6月24日

乳歯が早期に抜けて発覚する「低ホスファターゼ症」

少なくとも私は30年あまりの臨床で経験したことはないのですが、このページに掲載されてる骨や歯の形成に異常が起こる難病「低ホスファターゼ症」の発見に歯が関わっていることはお知らせしたいと思います。

10万~15万人に1人の割合で発症する遺伝性の病気である「低ホスファターゼ症」。

発見のポイントは、異様に歯が早期に抜けること。

一般的には、乳歯は5~6歳位で歯根が吸収され立ってられなくなり抜けてしまうのが普通なのですが、この難病の場合には4歳以下の年齢で、しかも根が吸収されないままに抜けてしまうというのが特徴と言われます。

もし不思議に思うような乳歯の抜け方をした場合には御相談いただければと思います。

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2018年6月22日

認知症の進行防止と咬合の関係

当たり前のことではあるのですが、「歯」もまた全身の一部であります。なくなったら結構 大変なことになります。(汗)
例えが変ですが、仮に足の小指が無かったら・・・踏ん張りが利かないと耳にした事がありますが、それと一緒なんですよね。

その全身に影響を与える「歯」・・・考えもしませんでしょうけれど、認知症との相関関係がよく言われるようになりました。
「朝日新聞DIGITAL」こんな記事が掲載されておりましたので紹介致します。

『上下の歯の咬み合わせが残っているほうが、少ない人と比べて認知症の進行が遅くなる。もちろん、自分の歯がそろっていて咬み合わせができることが理想ですが、たとえ自分の歯でなくとも、入れ歯やブリッジ、インプラントなど、咬み合わせを回復することで効果が出る』(本文から抜粋)

たぶん、一番宜しくないのは「放置」だと思います。
無くならないように予防していくのがBestだとして、万が一歯を喪失してしまったら・・・・建物の柱が無くなったら必ず「つっかえ棒」が必要なように、補う必要性をお考え下さいませ。

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2018年6月14日

アルツハイマー病を悪化させる歯周病

当院のFacebookページでも取り上げてみたのですが、今夕、NHKの番組でも報じられてたのは「アルツハイマー病を悪化させる歯周病」って話でありました。

考えたくも無いですけど、このアルツハイマー病は脳が萎縮していく病気。
どうやら歯周病による慢性炎症が脳内に及ぶことでアルツハイマー病の原因分子のレベルが上昇してしまい、認知機能障害が悪化したり記憶学習能力が低下してしまうようです。(汗)

キーワードは「アミロイドβ」。歯周病菌によってこのタンパク質が増加しちゃうってんですから厄介かと思われます。

まだまだマウス・レベルでの検証に過ぎないようですが、歯の残存歯数と認知症の因果関係は歯科医療従事者であれば誰しもが肌で感じてるはずです。歯周病治療や口腔ケアがその予防や進行抑止に繋がるのであればナンとかしたいですよね。

その予防に欠かせないのは下記の3点でありましょうか。

① ブラッシングの徹底
② 禁煙
③ 歯ぎしり・くいしばりの回避

③のコントロールは難しいので、ポイントは①・②となりますでしょうか。

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2017年9月20日

テクノストレス起因の頭頸部痛解決へ

顎関節治療と言えば、過去には「噛み合わせの不良」と称して削ってしまうことが横行した時代も有ったように伺っています。
昨今ではその考え方も随分と変わり、まずは歯を削らずに頸椎の位置異常への積極的介入後に検討する・・・そんな時代に変化して参りました。

私は、今年から「誠敬会クリニック」の会長・銀座院 吉野敏明院長、横浜院 田中真喜理事長に実に様々な教えをいただいておるのですが、この分野もまた然りでありました。

銀座院開催の「振動による顎関節治療システム」のセミナーで御一緒したカイロプラクティックの専門の先生に伺い教えて貰っちゃうのが一番かと考え、テクノストレス起因の頭頸部痛解決へのヒントをいただいて参りました。
いずれこういった機器を臨床に活かして参りたいと考えて居ります。

impulse.jpg

(以下、カイロプラクティックの岩崎先生が紹介して下さった投稿文です)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日は、台風の影響による悪天候の中、先日、誠敬会クリニック/ 会長・銀座院 吉野敏明院長、横浜院 田中真喜理事長による次世代カイロプラクティック IQimpulse「日本初!! 振動による顎関節治療システム」セミナーでご一緒させて戴いた酒井先生(福島県いわき市 / 酒井歯科医院 院長)と松崎先生(宮城県仙台市 / 医療法人 まつざき歯科医院 理事長)の両先生方と当出張所内ミーティングルームで約1時間半にわたり包括医療を中心に情報共有、意見交換させて戴きました。

なお、岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所(新宿アイランドタワー20F/ モバフ新宿アイランド)において、次世代カイロプラクティック システムによる体験施術をモニターとして受けて戴き、高い評価を戴きました。

今後はテクノストレス起因の頭頸部痛をはじめ、顎関節周辺の非定型顔面痛、または自律神経が関与している不定愁訴など、包括的医療をコンセプトに勉強会をスタートすることになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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2017年9月11日

注目集める「未病治療」や「振動治療」を学ぶ

1.jpg昨日は、今年からお世話になってる東京・銀座の誠敬会クリニックさんにて、金澤武道先生の「脳梗塞はなる前に治せる!」を伺ったり、これまた今後のトレンドになりそうな振動治療の学習をして参りました。

全然理解していなかったのですが、国全体で見た医療費の中で、1位の癌が占めてるのは約2兆円、第2位の脳梗塞は約1.9兆円も掛かってるんだそうです。
この数字に、御本人のその後の療養期間の損失や御家族の負担を加えると・・・・大変な事が起こってることに気が付かされました。(汗)

この脳梗塞を発症前の未病の段階で加療していこうってのが誠敬会さんの取り組み。封鎖されつつある血管に対して血液をサラサラにして潜り抜けるのではなく、そもそもの血管を従来の血液が普通に流れる状況に戻そうってのが発想のようでした。

私の周囲にも脳梗塞発症以後、大変な御苦労をなさってる方がいらっしゃいます。脳梗塞になってから悩むのではなく、全身を包括的に診て原因除去に努める未病治療。
歯科医の立場からも常に意識しておかないとならないことを学んで参りました。

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2017年8月 3日

吉野先生の最新刊『健康でいたいなら、今すぐ10秒間口を開けてください』

私が今年から全国各地から集う学友達と共に様々な教えをいただいてる吉野先生って方がいらっしゃいます。その先生の最新刊が出版されました。紹介いたします。

『健康でいたいなら、今すぐ10秒間口を開けてください』

ナンのこっちゃ・・・とお感じになりましょうけれど、我々歯科医であれば恐ろしく腑に落ちるタイトルだったりも致します。
日々のチョイとした開口実践で導かれる心身の健康状態・・・本の紹介欄に記載されてた下記に心当たりがある方に是非オススメ致します。

『ストレス過多、肩こり、腰痛、頭痛......現代人を悩ませる様々な症状の原因は「食いしばり」にあった!
スマホやPCを日常的に使用しストレスの多い社会を生きている現代人は、その影響で無意識のうちに食いしばりをしてしまっていると著者はいう。
その食いしばりが様々な病気・不調を引き起こしているというのだ。
しかしなぜ電子機器やストレスが食いしばりを誘発するのか。なぜ食いしばりが病気・不調を引き起こすのか。
西洋医学や東洋医学・整体に精神科治療などあらゆる治療法に精通しハーバード大学でも講義を行った経歴を持つ著者が最も簡単な健康法を伝授! 今すぐ口を開けてください!』

吉野先生御本人の御挨拶(YouTube動画)がありました。貼り付けてみますね。

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2017年5月 1日

「下向き姿勢」がもたらす顎部トラブル

日々、歯科診療に従事していて遭遇する機会の多いトラブルは単なる「むし歯」や「歯周病」だけではありません。10年前、20年前よりも明らかに増えて来てる感があるのはストレスに起因する「歯ぎしり」であり「くいしばり」でありましょうか。
中には、自覚症状すら無い夜間睡眠時に補綴物(ほてつぶつ)と呼ばれる歯冠修復物だけで無く、俄には信じられませんでしょうが御自身の歯を噛み砕くようなトラブルにも時に遭遇したり致します。(泣)

これらの原因としては、下向き姿勢にある事が挙げられますでしょうか。
重い頭部(6Kgぐらい)を頸部で支えるに際して、顎の下に存在する舌骨の上下筋群が活躍します。真っ直ぐ姿勢なら負荷もかかりにくいでしょうけれど、パソコンや特にスマホなどを弄る姿勢を想像すれば常にうつむき加減の下向き姿勢が連想もされ、その折にはこの舌骨上下筋群に負荷が掛かりもしましょう。

その際の頸部の不調和(筋群の酷使)がもたらすストレスは、無意識下に「顎関節」や「咬合」を蝕むんでしょうね。考えてみたら恐ろしいことでもありましょう。(泣)

ただ、残念ながらそれに対しての回復の術が我々臨床医には備わっておりません。学問としての体系だって確立もされては居りません。
それ故に優れた指導者に学ばねばならなくなるのです。

横浜駅近くの「誠敬会」の吉野先生(写真左)にお世話になり、新たなジャンル「開口学」について学んで参りました。この勉強に限らず今年一年は足繁く通い様々な事を学ばせていただく予定であります。
より良き日常臨床の為に研鑽は疎かに出来ないのが我々歯科医の宿命。そのぐらいに変化激しい「歯科学」だったりもするんですよ。学びに終わりが無い事を痛感しつつ頑張る今日この頃であります。

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2017年2月23日

「むし歯菌」と「微小脳出血」との関連解明

Examination-room.JPGこちらの国立循環器病研究センターのプレスリリースにもあるのですが、むし歯の原因菌として知られている細菌(いわゆるミュータンス菌)のある性質を持つ保有株が、脳内で炎症を引き起こし脳出血の発症に関与することが明らかになったようであります。

考えてみたら、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の90%以上で胃内に住む細菌であるピロリ菌が陽性を示しているとされ近年になって胃がんの発症にも大きく関係していることが解って来たように、口腔内の常在菌が全身の血管の病気に関わっていても不思議ではありませんよね。(汗)

生活習慣や年齢の影響によって硬くなった脳血管に対してミュータンス菌が傷害を起こすことで、脆弱になった血管が裂け脳出血発症に至る・・・・ちょっと恐い話であります。(汗)

痛みが無いからと疎かにすることなく、常に口腔内の衛生環境を整え改善し続けるのは大事なことですね。大変かとは思いますが、より良き明日の為にご注意いただければと思います。

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2017年1月25日

躰を支え姿勢を安定させる噛み合わせ

お口の健康と全身の関わりが取り沙汰されるようになって久しいですが、実際に様々な事象や報告に遭遇するとその感を深めることが出来ます。

magazine.JPGある患者さん・・・多数歯に渡るインプラント埋入をさせていただきました。事前にお話しし、しばらくの間は従来お使いの入れ歯は使用できないことを御了解いただいては居たのですが、急に数日後のゴルフの予定が入ってしまい、「先生、激しい動きではないからやっても良いだろうか?」となりました。

モチロン、義歯を入れないことを条件に運動そのモノはナニも問題は無いので了承はしたのですが、後日来院なさった際に嘆いていらしたことがとても印象に残りました。

「ドライバーの飛距離がいつもの3分の2程度しか出なかった」んだそうです。

そうなんです。しっかりとした咬合なくして体幹を安定させることは難しいんですよね。安定した咬合によって躰を安定させないと十二分なるパフォーマンスは出来ないという事かと思われます。

例えば、アーチェリーや射撃の選手であっても歯の詰め物の高さが微妙に違うだけで成績が左右されることがあるんだそうです。競輪の選手や短距離走のアスリートも成績が伸び悩むってんだから・・・やはり大事ですよね。

御高齢の方でも、残存歯が多い方や噛み合わせの正しい義歯をお使いの方は「寝たきり」になりにくいという報告もあるんですよ。

大事にしたいですね、噛み合わせの安定!

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2017年1月12日

失った歯数と動脈硬化の関連性

当院のFacebookページにもアップしたのですが、今年の前半は、「口腔内の疾患が及ぼす全身への影響」の勉強のために横浜まで通うことに致しました。
現在歯学部4年生の長男にも「これからのポイントだからしっかり学ぶように!」とアドバイスした以上、まずは先輩である私が模範とならねばなりません。(汗)

タイミング良く、京都大学よりこんな研究報告がなされたようです。本文から抜粋いたしますが・・・・

●『失った歯の数と動脈硬化度は有意に関連していた。また、女性より男性にその傾向が強いことも判明。口の中の病気は予防効果が非常に高く、歯科医院での定期的な診療により失う歯の数を減らせるだけでなく、動脈硬化症の予防にもよい影響があるとしている。』

●『口の中の病気は動脈硬化以外のさまざまな病気との関連が報告されている。口腔内の疾患と全身疾患の関係を明らかにしたい』

備えあれば憂い無しであります。「予防」に勝るモノはありませんでしょう。より良き健康状態で老後を迎えられるように御注意願えれば幸いです。

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2016年12月12日

口腔から始まる真の予防医学

当たり前・・・と言えば当たり前なのですが、川の流れに例えるなら上流域に汚染箇所があれば下流域の水質汚染・汚濁が改善されるわけはありませんよね。

我々の身体を貫く消化管(口腔から肛門)もまさにその通り。逆戻りはしない一方通行のモノでありましょう。
昨日はそんなテーマの講習会「歯科・未来創造塾」に参加し、知見を広めて参りました。

口腔内の状況を良くし、かつ良く噛んで唾液としっかり混ぜ合わせてから飲み込む・・・。
すなわちは上流域の環境を良く(口腔内清掃)して、かつ殺菌力旺盛な唾液と絡め口腔由来の免疫物質を食物に添加(咀嚼)してから嚥下することで、良好な状態のモノを下流域に運ぶ事を実践・・・そうすることで多くのトラブルを予防することに繋がるってワケです。

最近では腸内フローラが喧しく取り上げられる時代になりました。
腸の中に住む腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも呼ばれる腸内フローラの生態系・・・腸内菌は100種類以上、個体数でいえば約100兆個にもなると言われ、それらの出す化学物質は想像以上に人間の健康や美容に大きな影響を与えることが報じられています。

その腸内細菌叢の環境を良くする意味でも、まずは上流域となる口腔内のコントロールは必須でありましょうか。

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2016年10月13日

全身状態を把握する情報を拝見したい

先日もこちらのブログで骨粗鬆症のことを取り上げてみましたが、ある程度の高齢の方となればナンのお薬も服用されてない方のほうが珍しいでしょうし、我々も服用中の薬への配慮は欠かすことが出来ません。

実は、残念な事に私自身にもビスフォスフォネート剤服用中の骨粗鬆症の方の抜歯をしてしまい治癒せず御迷惑をお掛けした経験があるのです。
患者さんは80代の女性。モチロン抜歯の前に「今お飲みになってるお薬はありませんか?」とは伺っていたのですが、健康そうにお見受けするその患者さんは「クスリは飲んでないわ」という御返答、「なら問題ありませんね!」となり通常通りに抜歯を致しました。

それが・・・・傷口が治らずに「顎骨壊死(ビスフォスフォネート性顎骨壊死)」を起こしてしまったのです。(泣)

おかしいなぁ~と思い、後日改めて伺ってみると「サプリメントなら飲んでるけど・・・」という話になり、実は御本人的にはクスリだと認識して居なかったそれが抜歯後に治癒不全を起こしやすいビスフォスフォネート剤だったという状況がありました。

book.JPGこういったトラブルを未然に防ぐ為にも、是非 「お薬手帳」等の個人情報を我々に見せていただきたいのです。例えば「血液をサラサラにするお薬」といえば聞こえは良いのですが、いわゆる抗凝固剤ですから当然 抜歯後の止血は困難になります。
昨今ではそんな場合でも休薬をするようなことは無いのですが、なかなか止まらない方だと翌日以降までダラダラとした出血が続いたりもします。服用中のお薬を伺うことで概略の予想は可能となります。

我々歯科医も、先日の講習会受講後に講師の方の写真の様な著書を改めて読み返して知識を確実にして居ります。御相談願えれば無用の術後トラブルを防止することが可能となりますでしょうか。御理解願えれば幸いです。

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2016年10月11日

骨粗鬆症と抜歯の意外な関係性

今日は10月10日、ナンで新聞記事に「骨」に因んだ記事が多いんだろう・・・と思っていたら、「体育の日」であると同時に「転倒(テン・とう)の日」だったんですね。

この骨のトラブルである骨粗鬆症と歯科治療(抜歯)の関係って密接なモノがあるって御存知でしたでしょうか?

骨粗鬆症・・・骨がスカスカになってしまって脆くなり骨折しやすくなる病気ですね。特に閉経後の女性(患者さんの8割は女性)は注意が必要で、転倒骨折で要介護になる可能性を秘めた恐ろしいトラブルでもあります。

我々の骨は、「破骨細胞」が常に壊し「骨芽細胞」が常に新しい骨を形作ります。「5年以上前の骨は身体中の何処にもない」と言われるほどのスクラップ&ビルド様の新陳代謝が繰り返されてると言われますが、この骨を作る骨芽細胞の遺伝子は加齢と共に減少し、10歳を100%とすれば50歳では8.7%まで下がるそうです。つまりは再生が追いつかなくなってしまってスカスカになるんだそうですよ。

laser01.jpgそれを補い治療する為に骨を強くする薬剤として骨粗鬆症の治療薬を用いることになりますが、頻用されるビスフォフォネート製剤(BP剤)ってお薬は、骨吸収を抑制する薬剤の代表的なモノで骨に沈着し骨を溶かす破骨細胞の働きを抑えることで骨吸収を抑制する働きをします。

このビスフォスフォネート剤には歯科治療における抜歯や外科処置後の治りを非常に悪くする副作用があるのです。(泣)

それ故に、骨粗鬆症の治療や予防のためにビスフォスフォネート剤を服用なさってる方は十分なる注意が必要であります。BP剤は癌や骨粗鬆症においては大変有効な薬ですが、近年BP剤に関連したと考えられる顎骨壊死(ビスフォスフォネート性顎骨壊死)の報告が多数みられるようになりました。
(BP剤は乳癌や肺癌等の腫瘍性疾患の治療でも用いられたりします)  

治らないケースというのは確率的にはそれほど高いモノではないのですが、BP剤を内服中の方が抜歯などの外科処置を受けた後に骨が露出したまま治らなかったり、歯周炎等の感染が拡がり骨の露出や排膿が続き上顎骨や下顎骨が壊死状態になるもので、非常に治療が困難と言われます。
BP剤の長期服用者や高齢者、ステロイドの内服をしている人、糖尿病の人、喫煙者などはビスフォフォネート性顎骨壊死の可能性が高まるとも言われてますのでご注意願います。

実際に私も、他院で抜歯をされた後に「まったく治らない!」という数名の方に接しております。傷が塞がらずに対処法も放置しかないモノなので厄介極まりないです。抜歯に至らない様に十二分にお気を付けいただき、服用中の方は抜歯の前にかかりつけの歯科医さんと十分に相談なさって下さいね。

骨粗鬆症の予防方法はこちらへ

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2016年10月 9日

学びは明日への活力、歯科未来創造塾

昨日の日曜日(28年10月9日)、東京で下記の様な講習を受講して参りました。

『数値化されたエビデンスに基づく歯科の未来』

digitalone01.jpg東京歯科大学の臨床検査病理学講座主任教授の井上孝先生の御講演だったのですが、実に学び多いひとときとなりました。我々臨床の現場に立つ歯科医師が最近富みに接する事が多くなった「金属アレルギー」や「味覚障害」、「骨粗鬆症」罹患者への対応に至るまで内容は多岐に渡り、とても役立つモノとなりました

パラダイムシフト・・・これを訳せば「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること」となるようですが、それが各分野で叫ばれるようになって久しいように思います。
それが歯科界にも求められる昨今、常に高い意識の向上心を有してないとならないという想いを新たにして帰って参りました。

井上先生曰く、「我々も勉強していかないとなりません」・・・盛んに強調なさっておられたのが印象的でありました。「人間、死ぬまで勉強」なんでしょうね。とても良き刺激を頂戴した秋の一日でありました。

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2016年9月28日

歯と金属アレルギーの密接な関連性

最近、金属アレルギーを訴える患者さんや相談者の方が増えて参りました。この平成28年・春から金属アレルギーがお有りな方は、大臼歯部でも従来の金属冠ではないハイブリッドセラミックスというメタルを一切使わない素材の歯が保険適用となり使用が認められるようになった事からも増加傾向は予測がつきますよね。

いわゆる「銀歯」というヤツは正式には「歯科鋳造用金銀パラジウム合金」であります。つまりは下の様に銀色をしてるけれど「金(12%)」・「銀(48%)」・「パラジウム(20%)」・「銅(18%)」・「その他」が含まれる合金なんですよね。

Table-of-ingredients.jpg
(※ 石福金属興業株式会社様のサイトより拝借)

金属アレルギーを起こしやすい代表的な金属には、「水銀」・「コバルト」・「クロム」・「ニッケル」・「パラジウム」・「アルミニウム」・「亜鉛」・「ロジウム」などが挙げられます。残念ながら、これらの金属は、保険適用の歯の詰め物やかぶせ物にたくさん使われていて、中でもパラジウムって金属は「金銀パラジウム合金」って名称からも解るように多用されています。

この「パラジウム」は、日本では保険適用金属の主役ですが、金属アレルギー検査では約半数の人に陽性反応が出るとも言われます。ドイツなどでは、国が歯科業界に対して「幼児及び妊婦に、銅を含有するパラジウム合金と、水銀・銀アマルガム合金を使用しない」という勧告を行なうほどだとか。すなわちはこの「パラジウム」ってヤツが曲者のようなんです。

どうしたモンでしょうか、我々歯科医も悩みは深いのです。

良くないとされるモノしか保険適用ではありませんし、生体親和性が高く安心して使えるセラミック類は原則として保険が非適用ですし・・・・(泣)

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2016年8月11日

残存歯数19本以下で痩せリスク1.5倍

そもそも歯の本数が何本であるか、御存知ない方が大多数でらっしゃいましょう。以前、こちらにも書いたことがあるのですが、一般的には28本であります。
その本数は成長期を越えてから増えては来ませんが、高齢(体力減退)になればなるほど本数減少に拍車が掛かるのは想像がつきましょう。

我々はどんな方であっても高齢期に向かって日々歩みを続けています。その中で残存歯数を多く保つ・・・20本以上維持すれば十分に咀嚼(咀嚼)が可能で有り、すなわちは心身共に健常で居られるという発表をあちこちで見掛けるようになりました。

unit.jpg浜松医科大学の健康社会医学講座の中村准教授らの発表。
高齢期に入って歯の残存本数が19本以下になると、20本以上残存してる方に比べると体重減少や痩せた状態になりやすいんだそうです。すなわちは死亡や要介護のリスクが高まると言うことに他ならないようです。そのリスクは最大で1.5倍なんだとか・・・・。

私自身もやがては高齢期を迎える日も来ましょう。その折に願うのは歯が無いと1.9倍 認知症になりやすいことも避けたいですし、容色の衰えは仕方ないとしても健康で居続けたいということに尽きましょう。

歯を失うと十分な食事が出来ず、それすなわち必要栄養を摂取出来ないことに他なりませんので、そうならないように「歯の備えあればナンとやら」でありたいモノであります。

残念ながら若き日々には御自身の老境期の姿を想像出来ない方が多くいらっしゃいます。健康寿命を延ばすためには残存歯数の確保が必要である事を知らしめていくのも我々歯科医の役割ではないか・・・そう思える中村先生の発表でありました。

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2016年7月 6日

歯が無いと引きこもる可能性が高い?

今朝の朝刊に母校・東北大歯学部の調査チームの話題が掲載されておりました。こういった掲載はナンだか嬉しいモノですねぇ。(写真をクリックしていただくと拡大します)

東北大歯学部の調査.JPG

唐突な例えですけど、野山を駆け回り獲物のハンターとなるトラとかライオンをイメージした場合に、彼等には強固な歯と恐ろしいまでの牙が付き物かと思うのです。
逆に考え、仮に一本も歯が無い猛獣は木陰で寝そべり獲物が目の前を通過しても立ち上がれずに遣り過ごすしかなく、悲しいことに日に日に衰えていくようなイメージが浮かんで参りませんでしょうか?

我々人間も同様です。
人間である前に動物なんですから、歯が欠損したままであれば「引きこもってしまう」確率が高いのも強ち間違っては居ないように思えてなりませんです。

そうならない為には、平素より予防対策をし、残念ながら欠損が生じてしまっても積極的に補う姿勢がとても大事に思えます。科学的な裏付け(エビデンス)も新聞記事のようにあるようですから注意し豊かな老後となるように心掛けたいモノですね。

かつて、医院ホームページのコラムのページにもこんな風に纏めたことがありました。御一読いただければ幸いです。

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2016年6月14日

80歳になっても20本以上の歯を保つ

そもそも御存知ない方が多くいらっしゃろうかと思いますのでまずはお伝えすると、我々の歯の本数は総数で28本(親知らずがある方の場合には32本)であります。当たり前ではありますが、すべての歯にはその歯なりの役割があって、その役割に応じて形状は上下左右ですべて異なります。
(因みに乳歯は総数で20本です)

私も所属している日本歯科医師会では、1989年から「8020(ハチマルニーマル)運動」などといったモノを展開しております。この「8020運動」・・・・上の表題(タイトル)にもあるように、文字通り80歳になっても20本以上の歯を保とうといった運動ですが、現実はなかなか厳しいと言わざるを得ません。

セレックの画面.jpg口の主な機能は「食べる」ことと「会話をする」こと。
人間が生きて行く中で、その根幹をなす両者。「食べる」・「話す」を円滑にクリアする為にも生涯に渡り歯の存在はとても大事なモノとなりましょう。20本以上存在することで高齢化社会における健康寿命の延伸にも繋がるに違いありません。

我々は人間ではあるけどその前に動物であります。食べられなくなれば健康の維持増進は困難を極めます。QOL(クオリティー・オブ・ライフ)を高めて行く為にも早期から「備えあれば憂い無し」の精神で老後の歯の備え(本数確保)を意識していけると宜しいですよね。

※ いわき市の「酒井歯科医院」のホームページはこちらです。写真はセレックの画面であります。

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2016年6月 8日

歯周病と動脈硬化・糖尿病との関連

常々、恐いということは存じておりましたが、こんな風にCGアニメーション動画映像で見せられてしまうと更に口腔の健康と全身疾患との関連性が解りますね。

ありがたいことにSUNSTAR(サンスター)さんがこんなページで、まるで「ミクロ決死隊」にでもなったかのような錯覚を覚えさせてくれました。

● http://www.sunstar-foundation.org/education/about/

医院外周・通路の鉢植え専門家向けだけでなく、一般の方用に解りやすく開設したバージョンもあるので御覧になってみてはいかがでしょうか。
タイトルは、『歯周病がアテローム性動脈硬化症(心臓血管疾患)や糖尿病に及ぼす影響について-複雑な細胞レベルでの反応をCGアニメーションでわかりやすく表現した解説映像』との事です。

そもそもこのサンスターさんのサイトの趣旨(狙い)は・・・

『口腔の健康を通して人々の健康と生活の向上に寄与することを目的に、全身の健康状態が口腔の健康に関与していること、口腔の健康状態が全身の健康に及ぼす影響に関する内外の最新の臨床研究成果についての専門家の講演会、学術講習会を医療関係者はもとより広く一般生活者に対して実施しております』

とのこと。せっかくですから多くの方に閲覧していただきたいですよね。

※ いわき市の「酒井歯科医院」のホームページはこちらです。

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酒井歯科医院
院長 酒井直樹

酒井歯科医院 院長 酒井直樹

医院サイト:
http://www.sakai-dent.com/

こんにちは。酒井歯科医院の院長/酒井直樹です。当院は福島県いわき市中央台の住宅街にあり、緑豊かな公園や幼稚園、小・中学校が周辺にある、のびやかな環境に恵まれた歯科医院です。開院してから二十数年、素敵なスタッフと共に地域の歯科医療の発展に努めて参りました。
多くの方々に良質で最良の歯科医療を提供するために治療設備の充実と技術の向上を心掛け、チーム医療体制を組みつつ診療に従事する毎日です。
またナンとなくお解りいただけようかと思いますが、医院HPやこの「院長ブログ」・SNSを通じての情報発信が・・・大好きであります。
お口や全身の健康維持からトレンディな医療技術提供まで、咬合全体を捉えた治療と予防で総合的なデンタルヘルスケアをご提供出来るように心掛けております。
歯の健康に少しでも不安を感じたら、まずはこちらから御相談下さい。

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