ほとんどの方がご存知ないですが、喫煙歯周病にとって治療の妨げ(デメリット)になり、得(メリット)はありません。歯周病の治療にあたっては患者さんには禁煙をお願いします。
禁煙に取り組むにあたっては、医学的に効果が確認された方法や薬剤があります。これらを上手に利用しましょう。その一つにニコチンパッチがあり、1999年5月から医師の処方箋薬として使用できるようになりました。貼り薬で、禁煙を困難にしている離脱症状をニコチンの補充により一時的に軽減し禁煙を容易にします。

喫煙が及ぼす口腔領域への悪影響

なかなか禁煙に踏み込めない気持ちは解らなくはないのですが、全身へのダメージはモチロン、口腔領域への悪影響は相当なモノがあります。(泣)
その最たるモノとしての歯周病は、やがて複数本の歯の喪失を促し、となるとブリッジは選択肢から外れ、またインプラントも骨が無くなってしまえば成功率の低い難症例になりかねません。
となると3種類の治療法の中で残された選択肢は入れ歯になってしまうのです。(泣)

この入れ歯が快適なモノであるのなら問題は無いのですが、口腔内に装着してられないほどの厄介さがある代物故に後悔なさる方が続出するという悲しい運命を辿ることにもなりかねません。そうなった際に『喫煙してたんだから仕方がない』と御納得いただければ宜しいのですが、周囲を見渡せば御自身よりも高齢なのに入れ歯とは無縁の達者な御老人がいらしたら・・・・お辛くはなりませんでしょうか?

タバコと歯周病

日本歯科医師会がこんな動画を作っておりました。良くまとまってると思います。

執筆・監修歯科医

医療法人SDC 酒井歯科医院の院長 酒井直樹

医療法人SDC 酒井歯科医院
  院長 酒井直樹

1980年 福島県立磐城高等学校卒業
1988年 東北大学歯学部卒業
1993年 酒井歯科医院開院
2020年 医療法人SDC 設立