口腔がん検診の基本的な流れ

口腔がん検診では、患者さんのお口の中を隅々までチェックします。
お口の中をすべてチェックする事で、患者さんが自覚できない病変等を見つける事が可能となります。
また、口腔がんは発見が遅れることで患部を大幅に切除しなくてはならなくなり、発声や発音に障害が残ってしまう可能性が非常に高まります。

それでも早期発見・治療さえ出来れば切除範囲はごくわずかになる為、障害は残らないケースが多いようなのです。定期的に検査をし、口腔がんの早期発見と治療を実現して参りましょう。口腔がんは早期発見・治療ができれば命を落とすケースは少ないことを覚えておいていただきたいです。
2018年に放送された日本テレビ中居君と鶴瓶さん司会の『ザ・世界仰天ニュース!』でも取り上げられたりしてましたが、凄まじい審美トラブルと命を奪われる疾病である事を御理解願えればと思います。

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1.問診票への記入
flow01.jpg 受診同意書を御確認いただいた後に、詳細なる問診票への記入(またはスタッフが伺います)をお願いして居ります。
家族歴や既往歴など、その方が口腔がんになる要素がどれくらいあるのかを判断するために、生活習慣等についてご記入いただきます。当たり前ではありますが個人情報は如何なるケースでもしっかり守りますので御安心下さい。

2.視診・触診・写真撮影
flow02.jpg一般の我々歯科医にとっては、正直申しますと「視診」で判断が付くモノばかりではありません。明らかに粘膜の表層に口内炎様のトラブルや潰瘍があれば別ですが、御本人が指さして下さる部位に何らの違和感を覚えないことも多々あります。(汗)
その場合には、「触診」や「写真撮影」でも思うように判別が出来ずに最終的には基幹病院にて下記の病理組織検査を御願いする事も有り得ます。その点をご理解願います。

細胞診・・・がんが疑われる部位の表面組織を綿棒でこすり取り、顕微鏡でがん細胞であるかどうかを調べ、がん細胞の種類、悪性度などの判定を行います
組織診(生検)・・・より診断を確実にするために、部分麻酔下で異常が見られる部位を小さく切り取り病理検査(生検)をします

3.口腔内蛍光観察装置を使った写真撮影
koukugan02.png口腔内蛍光観察装置でお口の中に青色光を当てて異常がないか観察をし、そのままお口の中の状態を撮影します。
口腔内蛍光観察装置は、特殊な光を照射することによって病変組織を発見することができる装置です。検診時は、光を当てるだけで痛みは全くありません。
撮影時・・・特に舌の側縁部の撮影の際には舌をつまんで口腔外にグッと引っ張るようなことも致します。

4.ナビシステムを用いてデータ送信
異常を発見した場合、東京歯科大学の口腔外科専門医に、口腔健診ナビシステムを通じて即座に撮影した写真を送信し診断のサポートを依頼します。
ナビシステムは、異常の疑いがあるような場合に遠隔で専門医のサポートが受けれるような画期的なシステムです。

5.報告書に基づく結果のお知らせ
oralook_img02.jpg結果を報告書にまとめ、それを元に口腔内の現状に関しお知らせを致します。電話でも構いませんし、報告書を患者さんと医院を繋ぐ「メディカルボックス」に入れておくことも可能です。私や口腔外科専門医からの指摘があった場合には速やかに口腔外科の受診をお勧めすることになります。
このメディカルボックスは、従来の我々からの「一方通行の情報発信」から、「双方向のやり取り」へと進化した、これまた画期的なシステムです。当院ではこういったデジタルツールをフル活用しております。
 

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