2019年3月24日

口腔がんとは?

口腔がん検診口腔がんとは口腔領域内にできる「がん」のことで、出来る部位により舌癌・歯肉癌・口底癌・頬粘膜癌などと呼ばれます。
他の癌と同様、原因は飲酒喫煙などの生活習慣であったり、大きな鋭縁を伴うようなむし歯の放置による口腔粘膜への持続的な刺激や、口の不衛生なども原因になったりするのです。
実は日本での口腔がんの死亡率は、なんと46.1%にもなり、これは、胃がんや乳がんを大きく上回っていて、日本は先進国の中でも口腔癌による死亡者数が年々増加しているのです。

その原因は...残念ながら認知度の低さにあります。
口腔がんはがん全体の数%であるため、日本ではがん検診をやっていても口腔癌まで確認することは少ないのです。また初期の症状は・・・・
・ただの口内炎だと思っていた
・痛みがないので放っておいた

などの理由から発見が遅れ、手遅れになるケースが非常に多くなっています。
口腔癌の種類等は、こちらのコラム『あって欲しくない「口腔癌」の見分け方』でも取り上げておりました。御覧下さい。
 

口腔がん検診の基本的な流れ

口腔がん検診では、患者さんのお口の中を隅々までチェックします。
お口の中をすべてチェックする事で、患者さんが自覚できない病変等を見つける事が可能となります。
また、口腔がんは発見が遅れることで患部を大幅に切除しなくてはならなくなり、発声や発音に障害が残ってしまう可能性が非常に高まります。

それでも早期発見・治療さえ出来れば切除範囲はごくわずかになる為、障害は残らないケースが多いようなのです。定期的に検査をし、口腔がんの早期発見と治療を実現して参りましょう。口腔がんは早期発見・治療ができれば命を落とすケースは少ないことを覚えておいていただきたいです。
2018年に放送された日本テレビ中居君と鶴瓶さん司会の『ザ・世界仰天ニュース!』でも取り上げられたりしてましたが、凄まじい審美トラブルと命を奪われる疾病である事を御理解願えればと思います。

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1.問診票への記入
flow01.jpg 受診同意書を御確認いただいた後に、詳細なる問診票への記入(またはスタッフが伺います)をお願いして居ります。
家族歴や既往歴など、その方が口腔がんになる要素がどれくらいあるのかを判断するために、生活習慣等についてご記入いただきます。当たり前ではありますが個人情報は如何なるケースでもしっかり守りますので御安心下さい。

2.視診・触診・写真撮影
flow02.jpg一般の我々歯科医にとっては、正直申しますと「視診」で判断が付くモノばかりではありません。明らかに粘膜の表層に口内炎様のトラブルや潰瘍があれば別ですが、御本人が指さして下さる部位に何らの違和感を覚えないことも多々あります。(汗)
その場合には、「触診」や「写真撮影」でも思うように判別が出来ずに最終的には基幹病院にて下記の病理組織検査を御願いする事も有り得ます。その点をご理解願います。

細胞診・・・がんが疑われる部位の表面組織を綿棒でこすり取り、顕微鏡でがん細胞であるかどうかを調べ、がん細胞の種類、悪性度などの判定を行います
組織診(生検)・・・より診断を確実にするために、部分麻酔下で異常が見られる部位を小さく切り取り病理検査(生検)をします

3.口腔内蛍光観察装置を使った写真撮影
koukugan02.png口腔内蛍光観察装置でお口の中に青色光を当てて異常がないか観察をし、そのままお口の中の状態を撮影します。
口腔内蛍光観察装置は、特殊な光を照射することによって病変組織を発見することができる装置です。検診時は、光を当てるだけで痛みは全くありません。
撮影時・・・特に舌の側縁部の撮影の際には舌をつまんで口腔外にグッと引っ張るようなことも致します。

4.ナビシステムを用いてデータ送信
異常を発見した場合、東京歯科大学の口腔外科専門医に、口腔健診ナビシステムを通じて即座に撮影した写真を送信し診断のサポートを依頼します。
ナビシステムは、異常の疑いがあるような場合に遠隔で専門医のサポートが受けれるような画期的なシステムです。

5.報告書に基づく結果のお知らせ
oralook_img02.jpg結果を報告書にまとめ、それを元に口腔内の現状に関しお知らせを致します。電話でも構いませんし、報告書を患者さんと医院を繋ぐ「メディカルボックス」に入れておくことも可能です。私や口腔外科専門医からの指摘があった場合には速やかに口腔外科の受診をお勧めすることになります。
このメディカルボックスは、従来の我々からの「一方通行の情報発信」から、「双方向のやり取り」へと進化した、これまた画期的なシステムです。当院ではこういったデジタルツールをフル活用しております。
 

2019年3月21日

口腔がん早期発見の為に(日歯8020TV)

私が所属する日本歯科医師会でも非常にわかりやすい動画を紹介しておりました。御覧になってみて下さい。


 

口腔内に異常はありませんか? チェックしてみましょう!

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口腔がんは、文字通りに口腔内に出来る癌のことです。他の癌との最大の違いは、視認可能・・・すなわち自分の目で確かめることが出来るという事です。ケースにも因りましょうが、極めて早い段階で発見できる可能性があるという事になります。御自身の目で、定期的にお口の隅々をまずはチェックなさってみては如何でしょうか?

国内の口腔がん発症者の全癌に占める割合は1~2%と言われています。発症部位は舌が約半数を占め、歯肉・頬部・口腔底部と続きます。舌癌は、ほとんどが側縁部の下側辺りに発症します。60代以上の方が多いですが、10・20代でも発症例は有るようです。実際に私が臨床で遭遇した方は罹患年齢は40代の方でありました。

最大の原因は喫煙だそうです。1日5~10本以上を30年以上吸った方は、リスクが非喫煙者の方の4倍以上とも言われます。そこに加えて飲酒進行した歯周病も更にリスクを高めてしまうようです。むし歯で歯が欠けたままとなり鋭縁を生じたり、歯並びの不正で歯列から舌側に飛び出している歯などもマイナス要素です。歯周病悪化で歯の喪失を来たしやむなく入れ歯を装着・・・・それが合わずに舌や歯肉がこすれて炎症を起こした所にも発生しやすいと言われています。

御自身で口腔内チェックを行った際に下記リストの症状や状態が1つでもあれば、受診し主治医に相談なさってみて下さい。

□ 頬粘膜が赤や白に変色しているところがある
□ なかなか治らない口内炎がある
□ 口内炎が同じ場所に何度もできる
□ 腫れていたり、潰瘍やただれを起こしたりしている
□ 硬い痼り(しこり)のようなものがある
詰め物や被せ物、むし歯がある箇所に傷や口内炎のようなものがある
□ 入れ歯のバネが当たって傷になっているところがある

 

口腔がんの現状

口腔がん罹患者数は下のグラフの通り年々増加傾向にあります。
国立がん研究センターの最新情報によりますと、2018年の予測値では口腔・咽頭がんの罹患者数は23,000人と公表されており、2008年(10年前)の罹患者数(15,521人)と比較すると年々増加傾向にあり約7,500人増えております。

Sufferers_number.jpg( 図1 口腔・咽頭がん罹患者数 )

今後 我々が迎える超高齢化社会。死亡者数に関しても増加傾向を辿り、そうなると希少がんだとは言っていられない時代が到来するのかもしれません。

number_of_deaths.jpg( 図2 口腔・咽頭がん死亡者数 )
 

2019年3月20日

口腔内蛍光観察装置(ORALOOK)とは?

oralook_img01.jpg口腔内蛍光観察装置独自の青色スペクトラムとは、口腔内軟組織の自然な蛍光発光に反応します。健康な組織には特定な蛍光発光パターンがありますが、病気や傷などがあるとこのパターンは見た目で判断できるほどに変化するようです。

口腔内蛍光観察装置を使うことで、肉眼による目視では見逃しがちな変化などに対応した幅広い口腔内の異変が発見可能となります。
 

口腔内蛍光観察装置(ORALOOK)の観察例

口腔内蛍光観察装置(ORALOOK)が放つ特殊な光によって、健常粘膜では緑色として観察され、上皮異形成や口腔がんでは蛍光を失い黒色として観察されます。
ただし、血腫や炎症性病変も蛍光ロスとして描出されるために、視診との併用、ノーマルな写真データの専門医による鑑別診断が欠かせないモノとなります。

 症例 
左側舌癌、口腔内所見:左側舌縁部に直径8㎜×6㎜大の発赤を伴った表面粘膜が粗造な病変が観察される。

Tongue cancer1.jpg Tongue cancer2.jpg
 

2019年3月19日

口腔がん検診の費用

当院に受診下さった方で、むし歯や歯周病チェックのためにレントゲンを確認させていただいたり、推奨している歯周病検査・歯のお掃除等に応じていただける方には「無料」と致します。
ただし、完全に「口腔がん検査」だけを希望なさる方は完全自由診療(自費)の扱いになってしまうことをご理解願います。金額は一律5000円(税別)でチェックさせていただきます。

口腔がん撲滅委員会Webサイトはこちら
◆ 年に1回は口腔がん検診を受ける様にしましょう ◆

2019年3月 5日

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2019年3月 3日

TCH(歯の接触癖)について学ぶ

20190226-2.JPGなかなか一冊の本を読もうと思っても・・・そう簡単に読めるモノではありませんよね。しかもそれが仕事に絡む話であれば尚更かと思います。
これは、セミナー開催時に・・・ってワケでもないのですが、一冊の本をデジタル・データ化し、スタッフ間のみのネットワークで共有。受付さんが担当者になってくれて小分けにして各人に配信、就業時間中に読んで貰える様にして居ます。

患者さんから質問を受けた際に、もしくは私に代わって一生懸命に説明をしてくれる際に、知識は有れば有るほどに抽斗が増したり致しましょう。
お互いに切磋琢磨しながら得た知識は、更にディスカッションを加えることで定着度も増します。テーマは多岐に渡りますが、幅広く歯科のトレンドを学べる環境作りをして居ります。(2019年2月)

キャッシュレス対応の勉強会

20190226-1.JPG正直言いますと、私自身も乱立するキャッシュレス・システムの意味合いは良く理解していないのですが、国策としてその方向にシフトしてるのだけは間違いないと感じて居ます。
だとすれば、医療機関もまた会計が派生する「場」ですので無関係では居られませんでしょう。(汗)
そこで、いつも御世話になってる船井総研の松谷氏に御願いして概略の勉強会を開催してみました。実際に皆で各人のスマホに「PayPay」アプリをその場でダウンロードし、全員500円分のメリットを受けてもみました。(^^)

既に「PayPay」はOKにしたのですが、近日中に「LINE Pay」もクリア致します。頼りになる受付さん二人がクリアしてくれるので助かります!(2019年2月26日開催)

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