インプラントは地震等の緊急時の対応が楽

日々診療に従事しておりますが、時折 忘れられない患者さんがいらっしゃいます。本来でしたらすべてを記憶してるに越したことはないのですが、人間ですからそうもいきません。(汗)

その忘れられない患者さん(70代の御婦人)は、そもそもは原発にほど近い双葉郡の方で、平成23年の東日本大震災の7ヶ月後に当院を受診なさいました。伺えば震災直後より各地の避難所を転々とされ、やっといわき市の仮設住宅に落ち着くことが出来たんだとか・・・。

implant02.jpg当院にお出でになり口腔内を確認させていただいて驚きました。その女性は下顎はほとんどの歯が残っていたのですが、上顎には右上奥に1本の歯しか残って居らず、愛用の入れ歯は避難時に御自宅に忘れてしまったとのこと。以後、数ヶ月の間 転々となさっていた避難所の滞在時間は何処でも短く、その地域での歯科医院受診もままならずにそのままで過ごされたとのことでありました。

私自身、入れ歯の装用経験はありませんので身を持っての経験ではありませんが、例えば自宅では腕時計を外したり女性であればアクセサリーの類を外すように、入れ歯も自宅では外される方が多くいらっしゃるようです。そういった方は、地震避難時とかの緊急時に忘れてしまうことが生じて参ります。(泣)

震災時に直後の避難所を訪ねたことがあります。夕飯時でボランティアの方から配られていた食事は「タクアンと御握り」でした。件の御婦人はそういった避難所でどうやって咀嚼をなさっていたかと考えると・・・・・歯の欠損部を補う方法を考えずには居れませんでした。そんな意味でもインプラントの優位性は高いようにも感じた次第です。

 

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