2016年8月25日

あって欲しくない「口腔癌」の見分け方

モチロンの事ながらあってはならない「口腔癌」。残念ながら口腔内の状況が宜しくない方や喫煙者で確率は高まってくるようです。その特徴と種類、並びに症状を挙げてみますね。

☑ 舌や歯ぐきが長期に渡り赤や白に変色する(白板症 or 紅板症)
☑ 硬い「しこり」を触知する
☑ ただれた潰瘍がなかなか消えない
☑ 口腔内の特定箇所がひりひりする
☑ 頸部のリンパ節が腫れてる気がする

口腔癌はなかなか発見に至れない事が多いように感じます。仮に異常を感じても、口内炎や歯周病と間違ってしまい放置されることも多いです。万が一触ってみて明らかに硬いしこり(硬結)が感じられた場合には癌の可能性を否定出来ませんので、歯科医院や口腔外科を受診なさるのがベストであります。
下記に、各口腔癌の一般的症状を列記してみます。

舌癌
初期症状としては、舌の表面側縁部に小さなしこりができるだけで表面にはほとんど変化が見られません。場合によっては、表面下にはしこりは一切出来ずに粘膜の表面だけが白くなるケースもあります。痛みだけがあったりするケース、粘膜表面が赤くなること否定出来ません。

歯肉癌
初期症状としては、歯肉が腫れて易出血性を呈する事もあります。出血しやすかったり、場合によっては潰瘍ができる場合もあるようです。しっかりブラッシングが出来てるのに歯がグラつくこともあります。

口腔底癌
初期症状としては、舌下の粘膜表面が部分的に赤くなったり白くなったりします。進行すると隆起やしこり、もしくは潰瘍が生じたりいたします。

頬粘膜癌
初期症状としては、他の口腔癌と同様に粘膜表面が白くなったり赤くなったりします。進行するにつれ粘膜の隆起やしこり・潰瘍が生じて来たりします。口が開きにくくなるケースもあるようです。

口唇癌
初期症状としては、唇にしこりが生じ潰瘍ができる可能性が高まります。

上顎洞癌
上顎洞と呼ばれるのは耳鼻科領域で言うところの副鼻腔のことであります。この癌の初期症状としては、上顎の歯のつけ根の粘膜や頬が腫脹したり、長期に渡る鼻詰まりや鼻水・歯痛・頭痛・開口障害・眼球突出・複視(モノが二重に見える)など多岐にわたります。

各癌に際して、セルフチェックは有用でありましょう。項目を挙げるとすれば下記の様でしょうか。

☑ なかなか治らない難治性の「腫れ」や「しこり」はありませんか?
☑ 粘膜をセルフチェックした際に、やけに「赤く」なったり「白く」なったりしている部位はありませんか?
☑ 2週間以上なかなか治らない口内炎はありませんか?
☑ 長期に渡り、合わない入れ歯を無理して使って・・・ませんでしたか?
☑ 頸部のリンパ節に腫脹を意識している

食べ物が最近になって飲み込みにくくなった、または舌や頬の動きが悪く痺れや麻痺などの症状はありませんか? 大事なのは早期発見に尽きます。口腔内は見えますので御自身でも確認なさって下さいませ。

2016年8月 7日

その症状、ドライマウスが原因かも?

最近、お口の中が乾きやすくなったなんてお感じの方はいらっしゃいませんか?
唾液の分泌量が極端に減少し、口腔内が乾燥するような状況をドライマウス(口腔乾燥症)と称します。自覚症状としては一般的には下記の様なモノが挙げられます。

☑ 唾液が出ず、口が渇く
☑ 口の中がパサパサする
☑ お煎餅とかの乾物が食べにくくなった
☑ すぐに飲み物が欲しくなる
☑ 寝ている間に口の中や喉が痛くて目が覚める

これらに加えて、最近ではこんな風に直接的には関係無いような訴えも耳にすることが多くなりました。

☑ 味がよく解らない
☑ なんだか口の中が痛い
☑ 口臭が気になりだした
☑ 口内炎や口角炎が出来やすい
☑ 急にむし歯が増え出した

薬が原因だったりします
原因には様々なモノがあるようですが、多いのが薬剤の副作用です。私自身も経験があるのですが、市販の風邪薬でもなりますし、多くの方が服用なさっている降圧剤や睡眠剤、抗アレルギー剤などでもドライマウスは引き起こされます。

口呼吸はマズいのです
蓄膿症等に代表されるような鼻疾患があると必然的に鼻呼吸が阻害され口呼吸になりがちかと思います。口腔内の水分が蒸発しやすいのでドライマウスを引き起こしやすくなります。

全身疾患が原因になる事も・・・・
高熱にうなされてるような時は全身が脱水症状となり、当然の様にドライマウスになりましょう。また、中高年の女性に多く見受けられるシェーグレン症候群という自己免疫疾患のひとつの症状として発現することも知られています。この際には同時にドライアイ(目の乾燥)も併発しますので異常を感じ取りやすいと言われます。

合併症に注意が必要です
普段それほど意識する事はない唾液の存在ですが、唾液には口腔内の免疫維持や傷の治りを早める成分が多分に含まれていることを鑑みると、「唾液減少=口腔内抵抗力の減退」が引き起こされることになりましょう。我々もよく経験するのですが、歯がとても丈夫だった方が急にむし歯だらけになってみたり、口腔カンジダ症とか口内炎、黒毛舌などに罹患しやすくなるようです。

ドライマウスの治療法
原因がハッキリしないことも多く、対処法は容易ではなかったり致します。まずは薬剤師さんにお薬の相談が必要になることが多いです。
どうしても口腔内状況の劣悪化が生じやすいので、適切なる口腔ケアが求められます。マッサージやブラッシングも手っ取り早い唾液増量には不可欠かと思われます。

※ ドライマウスに関しては、最近御相談が多いのでこちらのブログでも取り上げております。

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